スクリプトドクターの脚本教室

スクリプトドクターの脚本教室・初級篇 単行本(ソフトカバー) - 2015/6/25 三宅 隆太 (著)

TBSラジオのポッドキャストで著者の出演を聞いて興味を持ち読んでみました。お堅い内容のようなタイトルですが、冒頭からいきなりグイグイ来る感じ。

脚本家志望の人が陥りやすいパターンがあること、それに共通して有効なアドバイスを読んでいると、脚本に限らず日常生活や仕事でもこういうことあるよなーと思ってしまった。

あるテーマについてのアドバイスなのに、それってその分野を超えてるかも?という点で収納アドバイザーの人が書いた「片付けの魔法」本と似ている。世の中に脚本家を目指す人がどれだけいるか?もしもその全員が買ったとしても、その数倍は需要があると思う。

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無料のBSチャンネルで最近のアメリカのドラマを見ると、例えば刑事物でもロケやセットに全く予算かかってないやろという地味な絵柄でも、会話やストーリーが洒落ていてものすごく面白いのがある。「クローザー」の続編の「重罪犯罪科」とか。それがなぜ面白いのか?この本を読んだ後だとわかるね。

告白するとわたしは小学生の頃「窓辺系」でした。詩や絵では賞賛されたが作文が書けなかった。一度だけ作文を褒められたことがあって、それは鉄棒の逆上がりができない悩み(人前で練習するのが恥ずかしいという)を400字×5枚にわたり延々書いたもので、起承転結一切なし最後に逆上がりができたという解決もなし、半ばキレかかってヤケで書いたものが、先生によるとすごく面白いらしく、なぜあんなものが?と思っていましたが、あれは自分の殻との戦いを正直に書いたからだったんだなあ、きっと。

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著者はときどきTBSラジオに出演しています。
ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル
http://www.tbsradio.jp/utamaru/


ライムスター宇多丸のウイークエンド・シャッフル サタデーナイトラボ おもしろい!三宅隆太 単行本 「スクリプトドクター脚本教室初級編」
https://youtu.be/vgcKOsdo7YU


シネマンディアス宇多丸が、サタデーナイトラボで『なんだ猫か(映画の見方やシナリオ­、作劇のテクニックについて考える)特集』を語ります。
https://youtu.be/9HbIdnGxN20


宇多丸×三宅隆太「真夏の現代ホラー映画最前線講座」
脚本家/映画監督の三宅隆太氏が、「タマフル」番組内で、Jホラーにおける恐怖表現を­、脚本・撮影・演出といった具体的な段階に分けて解説しています。
https://youtu.be/eNrJWVzHOU4


宇多丸が三宅隆太監督と『心霊映画特集』を語る
ザ・シネマハスラー宇多丸が、サタデーナイトラボで三宅隆太監督と『心霊映画特集』を­語ります。
https://youtu.be/MNhgPd3M79g