そもそも島に進化あり (生物ミステリー)

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そもそも島に進化あり (生物ミステリー) 単行本(ソフトカバー) - 2016/7/8 川上 和人 (著)

生物はどうやって分布を広げていくのか?ほほうと思ったこと2つ。

p59
植物の種子は、果肉というチップを介して鳥というタクシーと共に共進化してきたのだ。

・フロートを持つ種子
 オニグルミってどうしてあんなに殻が厚いのか?ネズミやリスに食べられないため?と思っていたが、あれはフロート(浮き)なんですね、次の発芽場所にたどり着くための。オニグルミは川岸に生えて実を流れに落とす、流れ着いた先で繁殖。川下へしか分布できないけど。。。そこんとこどうなんだろう?

・陸生哺乳類が海を渡らないのはなぜか
 泳げないからではなく、サメなどに捕食されてしまうから。というのに、フーンと思った。日本は周りを海に囲まれているのに、何故日本人は海洋民族ではないのか?という積年の疑問のヒントになるかも。