自己責任?

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あることの責任が問われる時、どこまでその人を「責める・責めない」かは、その行為の目的にどこまで共感できるかによると思う。わたしは誘拐された3人にとっても共感できる。だから悪くは思えない。危険地帯に入るのに現地語を習得していないのは準備不足だったんじゃないかとは思うけど。

与党は参院選を前に、ここで小泉政権に楯突くやつらを一発ギャフンと言わせて黙らせておきたい、そういう機会を逃さず攻撃するだろう。救助にこんなにお金がかかったんだということを強調して、国のおかげで助かったんだぞと言う風に論調を持って行きたいところだろう。

でも今度の事件で日本は損害をこうむっただけだろうか?アルジャジーラを通じてアラブ世界(産油国)に「日本人はアメリカに追従しているばかりではない、自衛隊の派兵に反対する人たちがたくさんいる、お金を出すだけじゃなくて危険を顧みずイラクのことを真剣に考えている人もいる」とアピールできたのではないか。

日本政府はアメリカに対しては「一応派兵しときました」と言って、イラクには「支援に来ました」という二枚舌、これが外交というものだと思うが、アメリカに従っていればイラクの利権のおこぼれに預かることができるという可能性も薄くなってきた今、「アラブ世界の味方です」という印象を強調するのも大事じゃないですか?経済界の方々。

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尻馬に乗ってはしゃぐ愚者たち
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日本:高揚する人道主義」ポンス特派員報告、フランスも人質三人を誉めているぞ!

人質解放に際して日本政府は何も交渉をしていなかったことがわかったので、記事を一部削除しました。私のハヤトチリでした。