上野の森美術館で藤田嗣治展を見た後、国立西洋美術館へ。上野駅公園口から上野公園の奥の方へ、ザッザッと枯れ葉を踏む急ぎ足の人の流れと交差する。その突き当たりは上野動物園。パンダ亡き後、空いた部屋を、今はレッサーパンダが使っているらしい。いいなあ、それちょっと見たいと思う。人の流れは動物園の前で曲がって、東京都美術館へ。みな取り憑かれたようにフェルメール展へ吸い込まれて行く。
東京都美術館の横では、ホームレスのおじさんたちが座って、「地の涯宣教教会(と車にペイントされていた)」のお説教を聞かされている。説教抜きでサッサと食事だけ配ればいいのにと思う。
国立西洋美術館のハンマースホイ展(すでに終了)。フジタでお腹いっぱいで、何を食べても味がしない状態。一番よかったのは、室内の間取りを3Dで再現したムービーかな。webでも見れる。
それを見ていると、罠にかかった虫になった気がしてくる。紙を折り畳んで作られた部屋があり、その奥に絵がかけてある。次々に絵を見て行くうちに、足下の接着剤で動けなくなる。。。