内藤礼展

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チャリで鎌倉往復。古都のショーウインドウにはもうお雛さまが。

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神奈川県立近代美術館の内藤礼展。人によっては作品を見て「え。これだけ?」と腰くだけになるかも。でもそういうのを深く愛する人たちがいるのですね(わたしとか)。

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内藤 礼 すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している:神奈川県立近代美術館<鎌倉館>
↑このようにですね、展示スペースの中に入れるのですよ。監視のお姉さんに「おねがいします」と声をかけて、脇の小さな入り口から、靴を脱いであがります。足元の作品の電球にはそれぞれ小さなビンに入ったお水と、小さな布が畳んで置いてあって、なんとなくお茶会みたいなんです。この狭く細長いほとんど真っ暗な空間をすり足で歩いてみると、バランスを取りにくい。平衡感覚がなくなる感じ。よく見ると美術館の展示用のガラスって下向きに傾いているのですね。上からの照明を反射しないようにでしょうか。

部屋の4面にある電球のほのかな明かりはそれぞれのガラスに映って、暗いお堂のなかに灯明がたくさんあるみたい。ガラスの中に入ってみると、目線の高さには下からの明かりで浮かび上がる壁の凹凸が。ここで展示されるいろいろな絵のウラには、いつもあの凹凸がある。今度違う展覧会で来たとき、「元気?」と凹凸に声をかけるかも。

中庭には、白いヒモが風で舞い上がっていた。三渓園で見た、電熱器とヒモの組み合わせを大きくした感じ。吹き抜けから見える四角い空。雲やトンビが横切る。絶妙な風の量だった。雨の日は淋しいかも。雨の日は。。。池に面したビーズとビンの水に水滴が落ちてそれはそれできれいだろうな。

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帰りは丸七商店街をチェックして、市場で夕飯の買物。

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強い西風で日が暮れそうだし、泣きそうになりながら必死にペダルを。鵠沼あたりで太陽が伊豆半島に沈んだ。その瞬間、134号線より内陸側は風がやんでゆるい追い風に変わった。ずっと赤い水平線を見ながら走って帰宅。

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海を見に行く3人(鵠沼)。

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そうそう、行きに、鵠沼の元町ユニオンの中のパン屋さん、カラヘオでルビー・グレープフルーツとクリームチーズのペストリーを買って、江ノ島水族館脇の空き地で食べた。おいしかった!壁の向こうはイルカのプール。がんばってショーをやっている声がしていた。

新江ノ島水族館(えのすい)のtwitterアカウント:http://twitter.com/enosui_com