ロダーリの「猫とともに去りぬ」と同じ、光文社古典新訳文庫・イタリア人作家・短編集、プッツァーティの「神を見た犬」。
犬や猫や子どもがかわいそうな目に合う話は、わたしの弱点。わたしがこの世で最も恐れているのはアニメ「フランダースの犬」の最終回(マジ)。テレビでお笑い案組を見ていて、ネタとして突然出てくるとパニックになる。そんな変わり者のわたしにとって、この作品はドキドキの綱渡り。ロダーリほど安心しては読めない。けど、スパイスがきいていて味わい深い。あーイタリアだなあって感じがする。
通勤電車で読むとすると、ロダーリは朝。プッツァーティは帰りの電車がおすすめ。家に帰る途中でちょっと一杯やりたくなるかも。