震災の日のメニュー17日

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

妹から新しいお布団を買ったから帰って来てとメールが来ていた。妹よ、いつも心配かけてごめんね。

一応ネットで交通機関の予約状況を調べると、意外とチケットは残っている。だが先が短いわれわれがそれを利用しても良いのか?ふと疎開を決心した子ども連れの人に残して置かなくてもいいのか?

twitterを始めてから、地元の友人がたくさんできた。みんなここに残っている。われわれだけさっさと安全な場所に逃げるのか?それよりも残ってできることをやったほうがよくないか?って別に何ができるというわけではないけれど。

いやいや、ちょっとでも人がいなくなった方が節電になるし、いざとなって大量の人が移動するよりは、さきに移動できる人が移動しておいた方がいい。

ネットでもいろんな人の意見を読んだ。こちらの事情がよくわからない遠方の人ほど首都圏の人に疎開するように勧めている。

帰ったらどうなるか想像してみる。しばらく続く余震と原発事故におびえなくてすむだろう。が、今度いつ戻るかという問題が出てくる。いつになれば安全といえるのか?そのタイミングにまた悩まなければならない。

実家にこちらの状況を説明するとき私はなんと言っていたか?「全然問題ない。地震の被害は何もないし、生活で困っていることもない。ふだんどおり。福島と茅ヶ崎は300kmぐらい離れてる。」と。

だなあと思って、夫に「私は帰らない」と宣言した。

夫はすでにそれぞれの実家のLAN環境をどうするか、いろいろ考えていたようだが。。。

ーーーーー

非常時には、遠くのスーパーより近所の店。そして、こういうときのために、普段からちょくちょく買い物に行っているのです。夕方から雪雲が出て寒風吹き荒れる。急に冷え込んだので、暖房需要で夕方から広域の停電になるかもという通達があり、近所の魚屋「魚金」さんも早くに店じまい中だった。冷蔵庫からお刺身のトレイを出してもらう。

生シラスも入荷していた。そういえば午前中たぶんシラス漁の船を見た。その付近は潮目になっていて、ウミネコがたくさんいた。おなかいっぱいシラス食べたんだろうなあ。

次に野菜「上総屋」さん。スーパー帰りのお客さんが「すごい人だった!」と報告しているのを聞く。計画停電が始まって営業時間が限られているので、買い物客が殺到するらしい。こわいからしばらくスーパーには近づかんとこう。

ーーーーー


停電になるとうちはマンションで水が出なくなる。でも汲み置きあるし、3時間ぐらいなら停電の前にトイレに行っておけば、大丈夫。冷凍庫もふだんから保冷剤で食品を囲ってある。扉を開けなければ品質に問題なし。

MacもiPhoneもバッテリーある。オタクなわれわれは以前からエネループ派。アウトドア大好き神奈川県民なので、キャンプ用品も。このごろ始めたトレッキングでヘッドランプも装備。これ、意外と昼間も暗い隅っこを掃除するときなど便利ですわよ、奥様。外し忘れに注意ですけど。

今回初めて手回し電源ラジオを使ったが、阪神大震災の後に買った物で、かなり型が古く、かさばることに気がついた。最新式の小さいのがほしいなあ。この震災の後、各社からいいのが発売されるんだろーなーと思いつつ。。。夫はアンテナを伸ばして大物を釣ってる気分だ、とハンドルを回していた。かわいい人。あと、発電できる自転車ローラー台の製造企画がすでに動き出していると予想する。あったらいいのに、ってみんな言ってたから。

お昼;牡蠣のスパゲティ
夜;お刺身 ほうれそんそうのおひたし お味噌汁