「ビジネス戦略」というと、ビートルズ(の関係者)は売れ方を知っていて、それを実行したから売れたみたいな印象になってしまうが、実際はそうなってしまったが、後で考えると、あれはこういうことだったのかな?ということですよね。
著者はビートルズの成功に似ているものとして、スターバックスとマクドナルドを上げる。
ビートルズの発掘主、であり後のマネージャー
リバプールの大手レコードチェーン店主。顧客から無名のグループに関する問い合わせがあり興味を持つ。
スターバックスの創業者
小売り家電販売業者。家電店ではないのにコーヒーメーカーを異様に売り上げている店に気づく。それは学生3人が始めた一軒のカフェで、ヨーロッパ式の本格コーヒー文化を広めていた。
マクドナルドの創業者
ミルクミキサー販売会社経営者。1店舗で8台もミキサーを使っているハンバーガーのテイクアウト専門店に注目。ハンバーガーショップをチェーン店化して増やせば、ミキサーが売れると思ったのが動機。(マクドナルドの主商品はバーガーではなくてシェイクだったのか!)
地方の人気商品の評判をききつける
↓
それを見に行く
↓
大衆向けに(特に女性)アレンジして売り出す
の法則。
社会の変化や既存の産業のすき間で起業し、当たった場合は成功する例もあるが、まだ商取引習慣や法律が整っていないので、大変な苦労を経験することも多い。ビートルズの場合、楽曲の著作権の契約、ツアーのスケジュール、税金対策など。