七瀬川

買い物の帰りに、父が連れて行ってくれました。お昼過ぎだったのでもうあまり鳥はいませんでしたが、田んぼの中でトラクターの後を子犬のように追うアマサギがいました。耕された土から出てくる虫は鳥のごちそう、農家の人も鳥にかまわないで好きにさせています。こういう風景を見ると、人の生業と自然が共生しているなあ〜と感慨深いです。10年前茅ヶ崎の西久保で見たタゲリを思い出してウルっときてしまいました。

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父の話。戦時中、祖父の一家は七瀬川と大分川の合流地点の近く、赤川沿いの家を借りて疎開していた。今はサリーガーデンというオシャレなカフェがあり、その裏の神社のあたり。子どもだった父は、地元の子たちとうなぎを捕まえて遊んだそうだ。そこらへんの石を裏返すといる大きなミミズと葉っぱを一緒に竹の筒に入れて川の中に沈めておくと、翌日うなぎがかかっていたそう。また、地元の子どもたちが「ケエツ」と呼ぶ鳥がいた。今思うとあれはカイツブリのことではなかったのか?らしい。

疎開と言えば、祖父の弟にあたる大叔父さんは、視力の弱かった祖父の代わりに曾祖父の跡を継いで歯科医になったのだけど、子どもは3人とも娘で嫁に行ってしまい跡継ぎはできなかった。今回、古い戸籍の写しを母から見せてもらった。それによると、大叔父さんには実は男の子がいた。けど疎開先の住所で亡くなっていた。

平野橋 13:50
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