去年母が入院した際、久しぶりに父と過ごす時間ができ、運転の特訓を受けました。そのおかげで、レンタカーは不安だけど父の車なら運転できる!ということで、夫の実家の宮崎へ車で往復してみました。ついでに宮崎の山も登ろうということで、霧島の韓国岳に挑戦。
朝5時半に宮崎の実家を出、高速で小林IC経由霧島高原へ。登山口の駐車場に7時に着くと霧で真っ白。ふもとは晴れているのに。一つだけあった自販機で水を補給。高原の自動販売機はすごいですね。見たことない蛾を一気に4種類ゲット。写真を撮りましたがまだ同定できていません。
しばらく晴れるのを待ちましたが回復しそうにないのでゆっくり登りはじめました。
霧の中から、鳥や鹿の声が聞こえてきます。突然目の前を緑色で尾の両側が白い鳥20羽ほどが横切りました。あれはアオジ。。。?でも聞いたことがない声で興奮するように口々に鳴いています。とっさで録音できませんでしたが、あれはなんだったんだろう?かれらが出てきた茂みの上の枝でホオジロ1♂が留まっていました。
途中でボンッという音と衝撃を感じて、「ひー爆発か」と緊張する瞬間がありました。
荒涼とした風景です。
あっちょっとだけ見えた!あれは新燃岳?霧がとぎれた瞬間、山頂の岩に立っていた人たちから「おおー!」という声が。
山頂に着いて待っていると、霧が晴れて、出た!火口。広い火口内部から点々と白煙が上がっています。
山頂の反対側はこれも火口跡。韓国岳は火口の淵の一部なのですね。
絶壁に立って写真を撮っている人。こわいー。あそこまで行けば、朝日を背に火口にたまった霧に影が映って、またブロッケンを見られるかもと思いましたが、いやいや欲は出すまい、とやめておきました。
反対側はまだ雲海が広がっています。この後、霧が晴れると薩摩川内市と甑島が見えました。
韓国岳を後にして、大浪池コースへ。この池の周りのふちを1周します。木製の階段の急斜面をえんえん降ります。
周回コースは石畳で整備されています。ところどころから湖面が見えます。
上から湖面を見ると、なにやら鳥が10羽ほど。それは時々潜るのです。え?カンムリカイツブリ?双眼鏡では遠すぎてよく見えません。あれは何だったんだろう?この池の水は強酸性だそうですが。。。
大浪池から駐車場への道。人の気配がなく静かで深い森。途中にシカの骨が落ちていたりして。ヤマガラとコガラが多かった。
ふもとに近づくと、赤松が多くなり地面が落葉で明るくなってきました。温泉で汗を流す時間をかせぐため、せっかくの風景を堪能することもなく早足で通過。
今回の山では、というか帰省中はトレイルランニング用の軽いシューズ1足で過ごしました。私はランニングはしないのだけど、いざとなれば走れる靴が役に立ちました。(いや本当は走ったりしなくていいようきちんと登山計画通りに行動することが大事なんですけど^_^;)
駐車場の近くの国民宿舎えびの高原荘の立ち寄り湯(500円)に30分だけ浸かって帰宅。ここも露天風呂があっていいお湯でした。
霧島って火口だらけなのですね。