山関係のサイトやSNSで紹介されていた本で興味がある物を読んで、ふと気がつくとそれはずべて同じ著者の本だった。。。
人の踏み跡で自然を壊さないよう同じ場所を歩かないとか、地面にダメージを与えないよう歩き方にも気を遣うとか、獲っていい頭数や採集していい範囲が決まっているとか、水場を汚さないなど、自然の恵みを持続可能にする大きな視点の知恵があり、また、悪天候への対処方法や野営の方法や熊に襲われた際の逃げ方など、自分たちの安全のためのサバイバル術もある。
マタギは山ではいつでも長靴ですり足で歩く。。。ん?下北半島でカモシカの調査をしている知人と一緒だ。彼はマタギから学んだのか?
マタギは夜山中で行動するとき、懐中電灯は使わないそうだ。消したときに瞳孔が閉じたままになって見えなくなり危ないため。もし使っても消した後に見えるようになるまで1時間でも2時間でも目を閉じておくそうだ。普通の人には真っ暗な中で行動するのは難しいと思うけど、それでもライトの強さを変えないことが大事なのか。。。あたし今まで危なそうな所に来たら点灯するライトの数を増やしてたわ。点けたり消したりしちゃいけないのね。。。
たき火や料理や野営や排泄物の処理に使える便利な植物があるんだけど、その知識があっても野外でその植物を見分けられないと意味ないな、うーむ。あと、農業用ビニールシートとかロープとかすぐに買いに行きたい気持ちになるけど、どこで売ってるのか?農協?そこでふと、そもそも熊を追って何日も山中を彷徨うことなんて、自分にはないのだということを思い出す。
マタギのみなさんは今はもう絶滅して、昔マタギだった人がレクチャーしながら山を案内してくれるツアーなどをする団体があるらしい。面白そう、参加してみたい、子ども喜びそう。入学、入社、成人式など通過儀礼としても需要ありそう。