webで紹介されているいろいろな四十肩・五十肩体操を拾ってみました。
ストレッチは無理をせず、力を込めるときは息を吐きながら行うのが基本です。勢いをつけて行ってはいけません。急に激しくせず、体が暖まるのを待って徐々に行ってください。
●アイロン体操(コッドマン体操)
アイロンやペットボトルを手に持って、前かがみの状態で腕を前後左右に振る。
腰を痛めないように机やイスに捕まって行ったほうがいいでしょうね。一番多く紹介されている体操です。急性期からはじめられる体操です。
●タオル体操
両手でタオルの端を持ち、痛くないほうの手でゆっくり頭上に引っ張り上げる。背面には背中を洗う要領で引っ張る。無理をすると痛いですよ。
●壁押し体操
立ったまま壁に両手を付き、腕立て伏せを行う。
床に正座して土下座の格好で腕立てしたり、両膝を付いた四つ這いの状態で腕立てするのもいいですよ。脇を開くと痛い場合は、脇をしめて試してみてください。ぼくは四つ這いの腕立て伏せを行った翌日に可動範囲が驚くほど広がりました。
ベランダに出て両手で手すりを握り、立ったままの腕立て伏せ(斜め懸垂の腕立てバージョンのような感じ)も効果があると思います。外を見ながらできるので気分転換になりますよ。
●壁登り体操
壁に痛い方の手を付き、指で壁を登るように少しずつ付いている腕を上げていく。
壁に対して正面向き、横向きのどちらの向きも効果的です。痛くない手を介添えにすると安心です。
●コンノリー体操
タンスなどの家具の腕が一番上がる高さの位置をつかみ、ぶらさがるようにゆっくりひざを曲げて行うストレッチ。
●ひじまる体操
着ている服の襟をつかんでひじを高く上げ、肩の付け根を支点にして回す。
ためしてガッテンで紹介されて好評のようです。
イラストを作りました→ひじまる体操(イラスト)
シャツの襟首をつかんで腕を回します
● チューブトレーニング
ぼくのお勧めの一押しがチューブトレーニングです。
ドアノブなど腰の高さにチューブを結び、チューブを繰り返し引っ張ります。ドアに対して正面、右向き、左向き、後ろ向きと体の向きを変えたり、腕の高さを変えてひっぱる方向を変えることでいろんな筋肉を鍛えられます。チューブの持ち方を順手や逆手にするだけ、使う筋肉が違うことを実感できます。
腕を伸ばしたまま肩の力で引っ張る、腕を曲げ伸ばしして腕力で引っ張る、腕を固定して体を回して背筋で引っ張るなどいろいろ応用がききます。痛いところを探しながら、症状にあったリハビリができます。効果ありますよ。
イラストを作りました→チューブトレーニング(イラスト)
正面を向いて体の横に引っ張る
●バランスボール
バランスボールに座って姿勢を正す(両足を床に着けたまま行いましょう)。イナバウワー、マトリックスっていう感じで背中をバランスボールで支える格好に仰向けになり、両腕を広げるといった運動をする。バランスボールを両手で持って上げ下げしたり、腰をひねる。ほか。
バランスボールはもともとリハビリ用に開発された運動具でいろんな使い方があります。整体やインナーマッスルを鍛える効果があり、四十肩の治療、再発防止に役立ちます。先のエントリーでも書きましたが、ヨガマットを敷いて使うのをお勧めします。バランスボールは気持ちいいですよ。
参考サイト:
アイロン体操 →日経.jp・ライフスタイル健康、いっき整体院、はつらつライフ
タオル体操 →セルフドクターネット、はつらつライフ
壁押し体操 →いっき整体院、はつらつライフ
壁登り体操 →いっき整体院、健康ネット
コンノリー体操 → あなたの健康百科
ひじまる体操 → ためしてガッテン 、 医療法人社団茜会
チューブトレーニング →スポーツナビ:立花龍司のオンライン・コンディショニング
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