「キンクロハジロ」と一致するもの

相模川河口のカモ 2016~2017

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5月になり、河口周辺で冬を過ごしたカモたちは北へ帰っていきました。早朝水辺へ行っても誰も居ない。カランと静かな水面。軽くカモロスです。

今シーズンを振り返ると

・2〜3年前に初めて見かけた、オカヨシガモがさらに増えた。
・スズガモがまとまった数で(といっても30羽ほどですが)春まで滞在した。
・ウミアイサも春まで滞在した、特にオス1とメス1はほぼ常時みられた。

群れで居るスズガモを相模湾で見たのは初めてでした。東京湾では普通にあちこちに居ますが。オス7+メス25ほどのグループが、ホシハジロ2と一緒に、昼間は漁港の中で休み、夕方になると川に出てきて橋の下で潜水。一方、ヒドリガモたちの群れに混じって砂浜で過ごしているオス2羽も居て、あのオス2羽はなぜ他のスズガモと一緒に居ないのかなあと不思議でした。(あと、ずっと滞在していた群れとは別に、1日だけ20羽ぐらいの群れが海上で休んでいたこともありました。)

休んでいるスズガモの群れのメスをよく見ると、その中の数羽はキンクロハジロだったりしますが、オスはいつもスズガモだけです。近くの池には、毎年キンクロハジロが来ていて、そちらと比較して見ていたのですが、キンクロハジロの群れにスズガモが混ざることはありませんでした。

夕方まだ明るいうちにスズガモが川に出て潜っている時も、キンクロハジロは真っ暗になるまで池を飛び立つことはありませんでした。見た目そっくりなのに、微妙に行動が違う。食べるものが違うのかなあ。大体、なぜスズガモはここで一冬過ごそうと思ったのか?エサが豊富になったから?

潜水ガモが多かったなあと言う感想です。今シーズンだけだったんでしょうか?来シーズンはどうなるんだろう?


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眠っているスズガモ♂(上)、♀(中)、羽繕いをするホシハジロ♀(下)


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顔を水面下に浸けたまま泳ぎ回るウミアイサ♂餌探し?


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ハオコゼ?を飲み込もうと必死なウミアイサ♂その後一応飲み込んだけど具合悪そうでした。

相模川河口のヒヨドリ(2016.10.18)

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2015/10/18(火)
0羽
0グループ

天気:曇のち晴
気温:18℃
湿度:89%
日の出:5:51

夜が明けて直射日光が射す時間帯に曇っていて水蒸気が多かったためか、ヒヨドリには全く動きなし。

河口付近の池でキンクロハジロ初認。オス2メス2。

ハジロカイツブリ

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お昼頃、下流の岸辺の道に立って川面を見ていると
下流からハジロカイツブリ1が潜水しながら遡上してきました。
潜水時間は平均20秒ぐらいだなあと思っていると
下流から別の鳥が潜水しながらやってきて
お互い浮上したところで鉢合わせになりました。
カンムリカイツブリでした。
かなり大きさに違いがある両者、ハジロはびっくりするかと思いきや
ハジロの方がカンムリにクチバシを突き出し羽ばたいて突撃!
カンムリはたじろいで後ろに下がり、反対方向に潜水して消えました。
ハジロカイツブリってかわいいだけじゃなくてわりとやる!
カンムリカイツブリの潜水時間は25秒。

ところで、秒数を数える時、わたしはオブラディオブラダを歌っています。
これはゴスペル教室に通っている時、先生から教えてもらった方法。
双眼鏡から目を離さずに大体の秒数がわかります。

ホジロガモは21秒
(オブラディーオブラダーライフゴーズオンー、ブラー!!でポコンと浮上)
キンクロハジロはバラツキがあり16~23秒

餌の密度など条件の違いによって変わってくるかもしれませんが、
やっぱり体の大きな鳥ほど長く潜れるんだなあ、肺の大きさに比例してるのかな。
などと、普通の人にとってはどうでもいいことがいちいちおもしろいのでした。

あと、潜らないけどキンクロハジロと一緒にいることが多いハシビロガモのお食事風景も面白い。スープの灰汁をすくうように水面に嘴をつけてズズズーと泳ぎ回ります。そのためハシビロは嘴が大きいのですが、羽繕いが大変そうです。背中は遠くまで届いていいけど、首のあたりは長すぎて。。。

相模川河口のヒヨドリ(2015.10.26)

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8時までカウントした後、川からオオバンの群れを見ているとその中にキンクロハジロとスズガモを発見。そのとき、ゴルフ場の林からヒヨドリの群れが川面を渡ろうとして、上空の何かにおびえ方向を変えてこちらに突進!えーわわわという間もなくヒヨの群れに包まれた。ヒチコックの「鳥」か!こわかったなーもう。ヒヨたちが急に川面すれすれに降下したとき、ブオっという羽音が聞こえた。

2015/10/26(月)
1,803羽
12グループ

天気:薄曇り
気温:18℃
風速:00m/s
風向:
湿度:26%
日の出:5:57

      西へ    東へ
ーーーーーーーーーーーーーー
6:42         3
  45        45
  47  417
7:00  313
  11  248   33
  13  113
  14  108
7:45   15
  49        10
  54       100
8:20  408
ーーーーーーーーーーーーーー
合計   1612  191
グループ    7    5
ーーーーーーーーーーーーーー

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マガモ44が上流へ
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相模川河口のヒヨドリ(2015.10.21)

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強い北風でヒヨドリの渡りはなし。

2015/10/21(水)
天気:薄曇り
気温:18℃
湿度:74%
日の出:5:53

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ミサゴが現れたが、ハシブトガラス6に追われる。特に2羽が執拗に追って、完全に上流へ追い払った。以前もミサゴを追うブト2を見たことがある。河口の上空から追い払うまであきらめない。トビやハヤブサには手を出さないのに。

かもが次々到来。新湘南大橋の上を通過するマガモたち。
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ゴルフ場の池にはキンクロハジロたち。
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カルガモ、ヒドリガモも増えて行く。マガモ、カルガモ、ヒドリガモはグリーンの上を我が物顔で歩き回って草をたべている。昨シーズンはこんなに大胆だったかなあ?態度の大きい(または飢えて切羽詰まっているのか?)ヒドリガモにつられている感じ。
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相模川河口のヒヨドリ(2015.10.18)

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低気圧が通過した直後、空が暗く波高し。上流からの濁流で河口の砂州の一部が流され、海とつながった。ヒヨドリの渡りはなし。

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オオバン1初認
砂にテリハノイバラの赤い実。
トビ1が脚に持った何かを飛びながらかじっていた。
ミサゴ1f下流へ
川岸にウバメガシの実がびっしり落ちている。

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ゴルフ場の池
キンクロハジロ♂1♀1初認 水面にお腹を出して羽繕いしていた。
マガモ♂3初認。
ヒドリガモは21に。グリーンを歩きながら草を食べている。新参らしい♂5は水から上がらず警戒声を出していた。「ちょっと!そこだいじょぶなのー?」草を食べたいがおびえている葛藤状態の声か?

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アサガオのすいみん時間

アサガオのすいみん時間 (やさしい科学) 単行本 - 貝原 純子  (著)

児童書のコーナーで、ふと手にした「カラスウリのひみつ」という絵本を読んでいて、植物の開花時刻はどう決まるのか?の例としてアサガオがとりあげられていた。ある種類のアサガオは、季節が秋になり日の出の時刻が遅くなるにつれ、開花時刻も遅くなる。。。かとおもいきや逆に早くなっていくという。日没から一定の時間が経つと開花する法則があるため。日没が早くなると開花時刻も早くなるそう。それは生物が持つ体内時計による。。。というところまで読んで、あっそうか!と気がついたことがあった。

一昨年の年末、冬至の頃、日中はゴルフ場の池で休んでいるキンクロハジロたちが、夜どこかに食事に行くかどうか確かめようと思い、日没頃に池に行ってみた。日暮れ後、カモたちのシルエットしかわからなくなるまで暗くなってから、彼らは飛び立っていったがキンクロなのかカルガモなのかわからない、こんなに暗いのでは観察は無理だなとあきらめた。

しばらくして3月頃やはり日没頃に池に行くとキンクロハジロの姿は無かった。もう渡ってしまったのだろうか?と思っていると、近所でキンクロハジロをいたという情報が入った。あれ?と思い、昼間池に行くと彼らはいる。冬至の頃の日没時刻よりかなり早い時刻に食事に出かけて、日没時にはすでに留守だったのでした。

わたしはてっきり日没=餌を取りに出かけると思っていた。日照時間が長くなると池から飛び立って出かけるのも遅くなると思っていたのに、逆に早い時刻から出かけるようになったのはなぜ?ずっと疑問だった。

アサガオのヒントに従えば、朝明るくなるのが早くなると、キンクロハジロたちが餌場から池に戻るのも早くなる、早くお腹が空く、早く出かけるようになる。。。かなあ?ちゃんと手順を決めて観察して検証するといいんだろうな。

カラスウリのひみつ」には、アサガオの開花時刻の研究結果は「ヒマワリはなぜ東を向くか」という本に引用されている「アサガオのすいみん時間」という本から引用されたと書かれていた。同じ児童書の書棚にある「アサガオのすいみん時間」という本を手に取る。

著者は中学生の時にアサガオの開花時刻の研究に没頭し、いったんは別の道に進むも成人後に「ヒマワリはなぜ東を向くか」の著者の瀧本敦という人と出会ったことで、また植物の開花システムについての研究を始めたらしい。一生終わらない夏休みの自由研究をやってる人がここにも!

研究の結果だけではなくて、それを調べるためにどのように仮説を立てて検証手段を工夫し具体的にどのような手順でやったか、レシピ本のように自分でもやってみることを前提に書かれています。出版社は「さ・え・ら書房」というこども向けの本を専門に出している会社のようです。

カラスウリのひみつ (わたしの研究) 単行本 - 1997/6 真船 和夫  (著), 下田 智美 (イラスト)

ヒマワリはなぜ東を向くか―植物の不思議な生活 (中公新書 (798)) 新書 - 1986/3 滝本 敦  (著)

スズガモのメス

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今年もオオバンたちがやってきました。川の中央で固まっているところへ、キンクロハジロのメス2とスズガモのメス1。昨年もオオバンの群れ+キンクロハジロ♀数羽+スズガモ♀1の構成が見られました。同じ個体なんだろうか?

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ハトはなぜ首を振って歩くのか

岩波科学ライブラリー ハトはなぜ首を振って歩くのか 単行本(ソフトカバー) - 2015/4/18<br /><br />
藤田 祐樹 (著)

いやーびっくり!ハトが歩く時に首を前後に振るのは知ってましたが、体の構造上、歩くと首も動いちゃんだろうなぐらいに思ってました。そうじゃないんですね!!アオバトが歩くとこって見たことないけど、アオバトもそうなのかな?

ハトの歩き姿がパラパラ漫画になっていたり、p31に「ペンギンの立ち姿はヒトに似ているため、山手線のホームにペンギンが並んでいても誰も気がつかない」と参考写真があったりする。。。このペンギン身長160cmぐらいあるんですけど。。。おもわずニヤっとしちゃいますね。

あ忘れてた。アオバトが歩いてるの見たことありました。首振ってたかなあ?ああ〜

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この本に、ハクセキレイやイソシギが尾を振るのは、周りに対してボヤッとしてない「逃げる準備できてるよ」ということを示すためという説が載っていました。もしかして、キンクロハジロがいつもグルーっと回っているのもそういうことなのでしょうか?「いや寝てませんから」と言いたいのか?

マチガイサガシ

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下水処理場の排水にはよほどいいものがあるのか?処理場の沈殿池に大量に発生するユスリカかしら?カモたちが排水口に群がっています。かなり波が高くてもかまわず。水温もちょっと高い。あったまって飲み食いできるヘルスセンターみたいな?

去年はヒドリガモとコガモが30羽ずつぐらいぐらいでしたが、今年は主にコガモ。遠巻きにオカヨシガモが20羽弱。オカヨシガモってこんなに居たっけ?

河口近くの池のマガモ、キンクロハジロは去年と同様です。ユリカモメのヘッドフォンが黒くなってきました。