というわけで、「内部被曝の真実」を読みました。あの国会で「7万人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体、何をやっているのですか!」と言った人ですね。幻冬舎だし、ウケ狙い的な本かなと思ってあまり期待していなかったのですが、読んでよかった。その参考人質疑の完全収録なんですが「何をやっているのですか!」の部分はカットされてました(^^)。ご本人は感情的になってしまった部分が放映されて不本意なのではと思いますが、結局話題になったことで、内部被曝に関してちゃんとした研究があることが知られてよかったのではと思います。
2011.07.27衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人としての発表資料
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内部被曝に関してネット上に公開されている著者の文章
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Vol.28 チェルノブイリ原発事故から甲状腺癌の発症を学ぶ―エビデンス探索 20 年の歴史を辿る
(医学のあゆみ Vol. 231 No. 4 2009. 10. 24 AYUMI ESSAY 逆システム学の窓)
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Vol.41 "チェルノブイリ膀胱炎"―長期のセシウム137低線量被曝の危険性
(医学のあゆみ Vol. 238 No. 4 2011. 7. 23 AYUMI ESSAY 逆システム学の窓)
チェルノブイリで長期の低線量被曝について研究された福島昭治氏、1960年代成層圏内の核実験中止に貢献された猿橋勝子氏について。
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また著者は、農産物に含まれる放射性物質の測定について、今使われている旧式の測定器にかわり、ライン化したところで多数のものを測定する仕組みが必要と。今日twitterでそのような機器を富士電機が開発したという記事を見かけた。
時事ドットコム:食品の放射性物質、12秒で測定=新型検査機器を公開−富士電機
今度は除染と測定事業バブルか。。。とも思うが、まあしかたないよね。