加茂君の初めての本が出版になりました。監修という形でお手伝いしましたが、彼のがんばりには脱帽です。その内容は・・・
最初にコンパイルエラー一覧、コンパイラ警告一覧、ランタイムエラー一覧が29ページあって、そこにはコード番号順にメッセージ本文が日本語と英語でリストになっています。このリストはそのままページインデックスの役目も果たします。
第1章「エラーの基礎知識」はその後です。エラーの基礎知識って?
個々のエラーの説明は続く第2章からです。第2章「コンパイルエラー」第3章「コンパイラ警告」第4章「ランタイムエラー」。どの章も結局エラーについてです。
そうそう、付録もあります。「付録A AS2からの移行」AS2からAS3への移行への変更点です。それが25ページの表になっています。これを守らないとAS2からAS3への移植でエラー続出です。
この本にはエラーメッセージのことしか書いてありません。それなのに375ページもあります。エラーはそんなにあるのか?これは罠なのか?
ActionScript 3.0 エラーアーカイブス
コンパイルエラー・コンパイラ警告・ランタイムエラーの解法
加茂雄亮著/大重美幸監修
→■目次
■萌え本です。こんな本をいったい誰が買うのだろう?
プログラム開発は、たとえ数行のスクリプトであってもエラーとの戦いです。では、プログラム開発者はエラーが嫌いかと言うと実はそうでもなくて、エラーを取り除くデバッグ作業が結構好き、楽しいという人は少なくないようです。むしろ、デバッグ作業を楽しめるようでなければプログラマに向いてないのかもしれません。デバッグ作業はプログラムと対話している楽しさがあり、エラーというボケにエラーメッセージという鋭いツッコミが入るという面白さじゃないですか?
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効率よくエラーを出し、エラーを潰す。そういった開発スキルを高めるには、出会ったエラーメッセージを漫然とながめスルーするのではなく、エラーメッセージが伝える意味を理解することが何よりも大事なのです。「エラーメッセージを解説しよう」という本書は、その意味において大きな意義があります。
Q.エラーが出るとヘコむ?
A.楽しいです。
(推薦文より抜粋)