8月に「Flash CS4詳細!ActionScript3.0入門ノート[完全改訂版]」が発売になるわけですが、内容は入門ノート1(便宜上こう呼びましょう)と入門ノート2を合わせてます!みたいな説明をしています。

Adobe Flash CS4
詳細!ActionScript 3.0入門ノート[完全改訂版]
発売日:2009年8月1日
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本当にそうかと言うと確かにそうなんです。でも、考えてもみてください。
入門ノート1は471ページ、入門ノート2は367ページあります。合わせると838ページです。じゃあ、完全改訂版入門ノートは何ページなのか?900ページぐらいあるのか?と言えば、もちろんそんなわけはなく496ページです。

496ページは十分に分厚いですが、2冊合わせた838ページからすれば全然足りません。完全改訂版入門ノートは入門ノート1&2の全内容をカバーしようがないのです。CS4の新たな機能についても加筆しているので、ページ数はますます不足しています。

結論からすれば、入門ノート[完全改訂版]は、入門ノート1の完全改訂版ととらえてもらうのが正解です。確かに入門ノート2にある内容も含んでいますが、カスタムイベントクラス、FLV再生などについては説明していません。なので、入門ノート1がちょっと読みこなせなかったという人に完全改訂版入門ノートをお勧めし、完全改訂版入門ノートのレベルはわかったという人には、やっぱり入門ノート2をお勧めします。入門ノート2は貴重ですよ!

入門ノート2[完全改訂版]を待つ?!
いやー、今のところその企画はありません。(^ ^;;;

twitter @as3note

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来月にCS4対応の完全改訂版「詳細!ActionScript3.0入門ノート」が発売です。
そこで、サポートページ用のtwitterアカウントを作りました。
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ActionScript3.0入門ノート CS4

Flash CS4日本語ヘルプ

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Flash CS4日本語ヘルプがありました。

Adobe Flash CS4 Professional
http://help.adobe.com/ja_JP/Flash/10.0_Welcome/index.html

ActionScript 3.0言語およびコンポーネントリファレンス
http://help.adobe.com/ja_JP/AS3LCR/Flash_10.0/index.html

Flash Player 10のHelpのMatrix3D.pointAt()のサンプルに間違いを見つけてしまいました。

サンプルの最後のファンクション private function triangleEnterFrameHandler(e:Event) { e.target.transform.matrix3D.pointAt(ellipse.transform.matrix3D.position, Vector3D.XAXIS, Vector3D.YAXIS); } 誤:Vector3D.XAXIS, Vector3D.YAXIS 正:Vector3D.X_AXIS, Vector3D.Y_AXIS

と、続けて確認すると同じ間違いがMatrix3Dのほかのメソッドのサンプルにもありますね。開発途中で名前が変更されたのかもしれませんね。CS4がリリースされるときには直ってるかな?

Mouse. cursor

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Flash Player 10のAS3リファレンスを見ていたら、Mouseクラスにcursorプロパティが追加されているのを発見。 
http://help.adobe.com/en_US/AS3LCR/Flash_10.0/flash/ui/Mouse.html#cursor 

ほんで、MouseCursor.HANDでパーの手に。 
public static const HAND:String = "hand" 
http://help.adobe.com/en_US/AS3LCR/Flash_10.0/flash/ui/MouseCursor.html

でも、パーだけじゃなくグーも欲しいんだよなあ。 
チョキもあればもっと楽しいのに。(^ ^)v 

欲を言えば、指で0から5まで数える手があれば、もっといいいなあ。 
その場合、どのアイコンをHAND1、HAND2、HAND3にするか文化の違いでもめるね。

ところで、Mouseクラスのサンプルに 

cursor = new CustomCursor(); 

ていう、カスタムカーソルを使うサンプルがのっているけど、Mouseクラスにcursorプロパティがあるんだから、混乱させるサンプルだね。スクリプトとしては間違ってないけど。次の部分だけに目をやると「お!カーソル位置をセットできる!」と一瞬思ってしまう。 

cursor.x = event.localX; 
cursor.y = event.localY; 

でも、これはヘンな記述だから「あれ?」と思いとどまって、スクリプトを読み直すとcursorはMouse.cursorのことではない。
Flashプロジェクタを作る案件があったんです。で、プロジェクタをフルスクリーンで表示する仕様だったんですが、FLVが勝手にフルスクリーンで表示されてしまう現象に出くわしました。
開発終了段階になって、いよいよプロジェクタにしてテストしたらこの問題に直撃。
そう言えば誰かにそういう質問を受けたことがあったのを忘れてました。そのときは、「ふ〜ん、そうなんですか・・・」と流していたんですけど、それを聞き流したのは大きな失敗。

どうにもならんとあきらめかけたところで、「いや、数年前の案件ではそういうことなかったよな、記憶違いかな?」とか思い直して再トライ。

この問題、解決できました。この現象はFLVPlaybackコンポーネントを使ってFLVを再生すると起きるのです。直接Videoクラスを使ってFLVを表示したところ、プロジェクタをフルスクリーンにしてもFLVが勝手にフルスクリーンになることはなく、めでたく解決。

FLVPlaybackコンポーネントの使い勝手が上がったので、最近はVideoクラスを直接利用することはほとんどないよねと思ってましたが、こんなところで助けられるとは。やっぱVideoクラスの使い方も勉強しておきましょうね。

本書を持っている人は、Chapter07で解説してます。今回はp.302で解説しているVideoSpクラスがそのまま使えたので、速攻でプログラムの差し替えができて事なきを得ました。実践に使えて我ながら感心したぞ。(^ ^)v


FPS2008@OSAKA(2008.9.13)で紹介したサンプルとして用意していたファイルです。「詳細!ActionScript3.0入門ノート2」にあるサンプルにちょっと手を加えたものなので、詳しい解説は本をごらんください。
なお、ドラッグ&ドロップで表示オブジェクトの入れ子構造を変更するサンプルはクライアント仕事なので公開できません。ご了承ください。(写真を撮った人は、公開しないでね)

Adobe Flash CS3001.jpg
イベントのサンプル

Adobe Flash CS3003.jpg
カスタムイベントを利用した連続アニメーション

ソースファイル >> FPS2008_oshige.zip

目次

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CONTENTS
Chapter 0 1 イベント処理の基礎知識
Chapter 0 2 カスタムイベントの作成と利用
Chapter 0 3 複数のアニメーションを連続して行う
Chapter 0 4 色変換とビットマップの操作
Chapter 0 5 サウンドの再生
Chapter 0 6 Flashビデオを再生する
Chapter 0 7 Videoクラスを使ったFLVの再生とUI設計
Chapter 0 8 図形とベジェ曲線の描画

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