矩形と矩形の衝突判定

|
(section06-03 衝突判定から抜粋)

 intersects()とcontainsRect()は矩形と矩形の衝突判定を行う関数です。intersects()は比較する矩形と矩形が少しでも重なっているときにtrueになり、containsRect()は矩形の中に比較する矩形が完全に入っているときにtrueになります。
 次の例はcontainsRect()のサンプルです。写真のphoto_mcインスタンスを写真枠のphotoFrame_mcインスタンスにドラッグ&ドロップしたとき、photo_mcがphotoFrame_mcの領域の中に完全に入っているかどうかを判定しています。photo_mcがphotoFrame_mcの領域の中に完全に入っているときはphoto_mcをphotoFrame_mcの中央に位置揃えし、領域内に完全に入っていないときはphotoFrame_mcの外に出してしまいます。

fig06-03-03a.jpgswfを試す

[:script:]photo_mcをphotoFrame_mcの矩形の中に入るようにドロップしたか判定する
//マウスダウンでドラッグ開始
photo_mc.addEventListener(MouseEvent.MOUSE_DOWN, onStartDrag);
//ドラッグ開始
function onStartDrag(eventObj:MouseEvent):void {
	photo_mc.startDrag(false);
	photo_mc.alpha=0.5;
	stage.addEventListener(MouseEvent.MOUSE_UP, onStopDrag);
}
//ドラッグ終了
function onStopDrag(eventObj:MouseEvent):void {
	photo_mc.stopDrag();
	photo_mc.alpha=1;
	containsCheck();
}
//photo_mcの矩形がphotoFrame_mcの矩形に完全に入っているかどうかチェックする
function containsCheck():void {
	//photoFrame_mcの矩形
	var frameBounds:Rectangle=photoFrame_mc.getBounds(stage);
	//photo_mcの矩形
	var photoBounds:Rectangle=photo_mc.getBounds(stage);
	//photo_mcの矩形がphotoFrame_mcの矩形に完全に入っているかどうか
	if (frameBounds.containsRect(photoBounds)) {
		//入っていれば中央に表示する
		var center_x:Number=frameBounds.left+photoFrame_mc.width/2;
		var center_y:Number=frameBounds.top+photoFrame_mc.height/2;
		photo_mc.x=center_x-photoBounds.width/2;
		photo_mc.y=center_y-photoBounds.height/2;
	} else {
		//photoFrame_mcの外に出してしまう
		photo_mc.x=frameBounds.right+photoBounds.width/2;
		photo_mc.y=frameBounds.top+photoBounds.height/2;
	}
}
まったく新しいAS3の世界!
694a.jpg
Adobe Flash CS4
詳細!ActionScript3.0入門ノート[完全改訂版](CD-ROM付)

楽しいActionScript。
新たなる1歩へと踏み出しましょう。
■内容は?→ 目次を見る
■評判は?→ 書評を読む
この本を書いたわけ

このブログ記事について

このページは、oshigeが2009年7月 6日 18:16に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「矩形と点の衝突判定」です。

次のブログ記事は「クリックした位置にインスタンスを作る」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

あわせて読みたいブログパーツ