2011年4月17日

谷川岳(西黒尾根>山頂>天神尾根)

土曜日からの一泊で谷川岳に登ってきた。友人のベテランと初級者の二人の3人のパーティ。谷川岳には昨年暮れにも登っているが、前回は天神尾根から登った。山頂手前の避難小屋、肩の小屋まで来たところでガスが出て、ピークを踏まずに下っている。今回は日本三大急登の1つ西黒尾根からの登頂を目指す。

土曜日。市ヶ谷から関越を天神平スキー場のロープウェイ駅まで行き、駐車場に車を駐める。ロープウェイは使わず、そのまま西黒尾根へと思うが、到着する少し前から雨が降り出し、到着時は豪雨に近い雨。駐車場で着替えていると地震速報が入る。うーむ。なんという出だしだ!予報によると3時過ぎには雲が抜けるのだけど、まだ11時過ぎ。小降りになるのを待って登山指導センターまで移動。荷物をあらためて整理し、天気の回復待ち。12時過ぎに空が少し明るくなってきたので入山。雪があるので最初からほぼ直登の急坂登り。小雨の中、雪をキックしながら登る。1200mぐらいほど登り、なだらかな地点で幕営。木に囲まれたスペースの雪を50cmほど掘ってテントを2幕張る。風が強く、道具を飛ばされないように注意しながら設営完了。ビール2缶と焼き肉で夕食を摂り、就寝。雨と風が恐ろしいほどすごく、寝ていると遠くから風の固まりが右へ左へとジグザクに移動しながら近づいて来るのがよくわかる。そして、バババババッーとテントを揺らして通過する。

DSCF1433.jpg

翌朝。快晴。テントに道具を残し、必要な物だけを背負って山頂アタック。ぼくの物は同行者に預けてしまい、ピッケル、ヘッドランプ、非常食だけ。ここからが本格的な雪山登山。

45度を越えるような坂や雪庇や亀裂を避けながら慎重に進む。
途中、雪が緩んでピッケルも止まらない難所があり、同行者にザイルで確保された状態でなんとか登る。間違ったらヘリで帰ることに・・・

DSCF1438.jpg

難所をなんとかクリアしたところで、ここの下りは無理だと判断。下る頃にはさらに気温が上昇して危険度も増しているに違いない。下山は昨年暮れに登った天神尾根から降りることを決断。天神尾根から天神平スキー場まで出て、そこからロープウェイで下まで降り、再びテントを張った地点まで登り直してテントを回収する。

ルートを決定したところで、もうこれ以上の難所はないということで山頂を目指す。多くの沢に雪崩の跡があり、雪庇も大きい。雪が割れて地表が見えている箇所も随所にある。最後の急坂を一気に登ると正面に肩の小屋が見えた。右手にはツインピークのトマノ耳(1963m)とオクノ耳(1977m)。去年来たときはガスで見えなかったけど、ほんとにすぐそこまで登っていたんだなあと驚く。今回は2つのピークを踏んでリベンジ完了!


DSCF1488.jpg

DSCF1524.jpg

さて、下山。リスク回避で天神尾根の下り。天神尾根は西黒尾根と違って登山者でびっしり。スキーやスノボの板を背負っている人も少なくない。去年は中に入ってアイゼンを付けた熊穴沢避難小屋はすっかり雪に埋もれていた。


2時間半ほどかけてロープウェイ駅に着き、ロープウェイで下山。レストランで昼食をと思ったら開いていない!しかたないので行動食をお昼代わりで再び昨日登った同じ西黒尾根を登る。昨夜の雨で雪がいい感じに緩んでキックしなくてもブーツが刺さる。速攻で登り、テントをたたんで速攻で下山。結局、1日で登頂したのと同じ事になってしまった!

温泉に入り、東京へ。
温泉で腕時計を盗られたというオマケ付き (T_T)

--
盗られた思っていた腕時計とiPhoneネックストラップは温泉に保管されていた!
ぼくが忘れただけのようです。すみません、すみません。 m(_ _)m

投稿者 oshige : Permalink | yama

2010年12月14日

谷川岳登山

日曜日(2010.12.12)、谷川岳に登って来た。
谷川岳ロープウェイで天神平駅まで上り、そこから天神尾根を登るルート。雪が少なく天神平スキー場はまだオープンしておらず、山登りの人だけの静かなスキー場だった。

登山道は雪はあるが、ところどころ岩が出ている状態。積雪は20cm程度。1440m付近の熊穴沢避難小屋でアイゼンを付け、念のためにハーネスも装備。ハーネスを持っていない同行者もスリングを肩を通し、反対の脇の下を通して胸で結びカラビナを付け、ロープで釣れる状態に。

空は明るいものの雲が景色を遮って視界はいまいち。ときおり雲が切れてふわっと景色が広がり、遠くに光る富士山を確認して一同テンション上がる。

ピーク(トマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m))に近づくと雪も深くなり、ピッケルを付いても地面に届かない。風も強くガスも濃くなる。なにしろ腹が減ったので、肩の小屋(標高1,925m)でゆっくり昼食。肩の小屋の外のテーブルや小屋の壁には氷が貼り付いて現代芸術的作品に。

明るくなった!?と小屋から外に出るものの、さらに風が強くて激寒い。視界が悪く、すでに山頂へのトレースが消えていたので、ピークは踏まず下山を決定。時間的にも山頂をアタックすると下山途中で日没、ロープウェイも終了の可能性大。

懺悔岩を過ぎたあたりからガスが晴れてきて、やっと写真を何枚か撮る。尾根を越える雲はどこでみてもかっこいい。今回も大きな雲がわき上がって越えていく様子を見ることができた。

ロープウェイは、たぶんぼくらが最後の客。駐車場でも最後の1台だった。湯テルメという町営の温泉に入って帰路に。

flickr谷川岳セット

投稿者 oshige : Permalink | yama

2010年12月10日

高麗山トレイル

komayama_map.jpg
この地図はちょっと大きい。1280x1080

平塚のR1の花水橋を渡ってすぐにある高麗山。TV塔がある湘南平に通じている山。
R1に面している高来神社に入り、社殿の裏手に登り口がある。左へ行けば男坂、右へ行けば女坂へと登れる。

kouraijinnjya1.jpg  annai1.jpg

男坂も登れるが、雨の翌日や降りるのは危い感じ。安全に登るなら女坂。ぼくは男坂を登ったけどね。(^^)/
otokozaka.jpg

大堂への階段。
murosya.jpg

登り切ると広い場所に出る。大堂は姿が無く跡地だけ。この左手裏を登って行くと湘南平への道へと繋がる。
murosya_ato.jpg
trail1.jpg

トレイルの途中にある浅間山(せんげんさん)
sengen.jpg

trail2.jpg

湘南平のTV塔。ちょうどメインテナンス中だった。
tv_tower.jpg

「地ごく沢」への分岐点。帰りはこの道を下った。
annai2.jpg

地ごく沢まで降りると案内板がある。一般道は目の前。登り口もある。
この後、本当にイノシシと遭遇!逃げるイノシシを追いかけて走っていたらしい。(^^;;
annai3.jpg

高来神社に戻るための分岐点。高来神社への道は途中、道幅が狭いところがあるので落ちないようにね。暗くなったら危険よ。
annai4.jpg

投稿者 oshige : Permalink | jog & trail running, yama

2010年11月15日

天狗岳

11/12-13の土日にチームKで北八ヶ岳の天狗岳に登って来ました。

tengu.jpg

Flickrセット 北八ヶ岳の天狗岳

一緒に行ったダイスケのFlickrセット


GPSロガーの記録
1日目

2日目

投稿者 oshige : Permalink | yama

2010年11月 9日

大山詣り

先週の土曜日、愛ちゃん、ダイスケ、ふみねえ、みっちー、R子さん、ぼくの6人で大山を登ってきた。近くに住んでいるのに、はじめての大山だ。(ヤビツ峠には1回だけ車で上ったことがある)

IMG_0318.jpg

往きはケーブルカーを使って阿夫利神社下社まで登り、そこから表参道を山頂まで。帰りは雷ノ峰から見晴台、阿夫利神社下社、女坂、大山バス停まで歩いて降りてきた。

IMG_0326.jpg

今週末の八ヶ岳行きのために購入した靴、ソックス、そしてpatagoniaのタイツとR1プルオーバーを試した。下はタイツにジョグで使っているウォームアップ用の薄い長ズボン。上はジョグ用のadidasのランニング(速乾性で柔らかい素材)にR1を重ね着した。このレイヤリングは大正解で、防寒のために用意してい普段着ているモンベルの雨具ジャケットは山頂で着込んだだけで登りはちょうどよかった。長袖のメリウール下着を着ていた愛ちゃん、ダイスケ、R子さんは暑そうにしていた。

八ヶ岳行きでは、adidasのランニング、2XU(ツータイムスユー)の長袖、R1プルオーバー、雨具ジャケットを重ね着してみようと思う。


投稿者 oshige : Permalink | yama

2010年11月 5日

山ウエア

来週の八ヶ岳行きのためにベースレイヤーを購入。
メール読み違いや電話聞き違い、ようするにお馬鹿な状況で2点購入もまあ結果的にはよかったのか?ということで(予算は大きくオーバーしたのだが)

どちらもpatagoniaで、
キャプライン2 lightweightのボトム
R1プルオーバー(ベースレイヤーというよりミッドレイヤー)

最初は上下共にキャプライン3のmidweightを買う予定だったのだけど、下はR1もいいよという助言を受けてR1を探したところ、2番、3番しか在庫がないので、まいいかと買ったボトムが実はキャプラインの2番 だった。で、キャプライン3の上着を手に取っていたのだけど、上はR1があったと購入。でも、上はキャプライン3でも間に合ったかもと言う罠。R1はキャプラインより1万円高かったよ!まあ、そのぶんよかったのだけど・・・
ああもう字面だとまた混乱しそう。

IMG_0312.jpg

まだ、ハードシェルをもってないんだよなー。今回はズボンは借り物で済ます予定。
うむむむ。

投稿者 oshige : Permalink | get, yama

2010年10月28日

山道具、ジョググッズ

山道具をいくつか購入した。今回も道具はKenが貸してくれると言ってくれたけど、靴などの消耗品はやっぱり時前のものを持つべきだろうというわけで購入。ICIオリジナルブランドのAKU。同時にソックス2本。

合わせて、雨具ズボンも購入。前回はだぼだぼ雨合羽を履いたのだけど、雨でなくても防寒で使うし、雨具は日常的にも使うだろう。これから日帰りのトレッキングやトレイルランでも持って行くといいのかな?

DrySackというスタッフバッグ(2L,4L,8L)。スタッフバッグはいくつかもっていたんだけど、Kenが使っている物を見たら完全密封できるタイプでジップロックより簡単に小さくできることがわかった。これは梱包が楽!

スパッツorゲーターというやつ。ちょい高いものを買ったけど、中途半端なものはすぐに壊れるそうだ。ゲーターがあるとズボンが汚れないとかあるけど、靴が傷まなくていいらしい。

山道具はこれくらい。本当はアンダーウェア、ミッドウェアも欲しいのだが・・
Kenが付き合ってくれたので、あれこれ迷う時間も短く、サクサクっと決断して購入。


次に前回のポイントでジョグソックスを買おうと御徒町まで出てArtSportsに行った。で、ソックスだけのつもりがジョグシューズも購入。今ジョグ用に使っているNBのかかとがだいぶすり減っていて、足首が痛くなるのが気になっていたのだった。そこでDSトレーナーをジョグにも使っていたが、走りやすいんだけどさすがに消耗が激しい。どっちも3カ月はもちそうにないし、大会で履く靴がない。

そこで、すごく安くなっていたGT NewYorkを買った。大会はDSトレーナーを使うって事で温存。少し踵がすれちゃったけどね。ま、いいか。

yamagoods.jpg

投稿者 oshige : Permalink | get, jog & trail running, yama

2010年10月13日

地図の読み方

昨日、「地図の読み方」という本が届いた。開くと縦書きの文が図もなくぎっしり詰まっているので、なんだこりゃーと思ったら別冊の形で地図帳が付いていた。読み込むにはけっこう大変そう。

実を言うとSILVAコンパスに32ページの取説が入っていて、これがなかなかポイントを押さえていて、コンパスの使い方がだいぶわかったように思う。実際やってることはしごく当然のことばかりなのだけど、そうかなるほどと思うことばかり。

IMG_0149.jpg

投稿者 oshige : Permalink | book, yama

2010年10月11日

ヘッドランプとコンパス

ヘッドランプとコンパスを2個ずつ買った。

headlight.jpg

山歩き、トレイルランに必要ということで買ったわけだけど、実際にはまだまだ必要な物がたくさんあり過ぎて困る。その中で優先順位的にこの2つを先に買った理由は・・・

1.ヘッドランプ
八ヶ岳行きでヘッドランプ(車だとヘッドライトだが、ヘッドランプと呼ぶらしい)を借りて使ったところ、LEDのヘッドランプっていうのが想像以上によくて感激した。これは山歩きだけでなく、日常的に利用できる。家に停電や災害時用に懐中電灯があるけど、そんなのよりぜったいに便利。
夜の海岸でも使えそう。ベッドで本を読む時にも使えるし。

2.コンパス
コンパスを日常的に使うことはまあない。iPhoneのGPS地図があれば迷うこともない。でも、近所の山に入るだけでもiPhoneの電波があやしい。災害時まで考えると電池も1日でアウト。それにトレイルランの大会ではコンパス必携品と条件付けされている。
大会に出ると決まってから、山に入ると決まってからコンパスを購入すればいいんだけど、使い方に慣れてなければ意味がない。よって、日頃から手元に置いておくことにした。
それに、r子さんはもう15年、いやもっと昔から?コンパスが欲しいと言い続けてキーホルダー代わりに小さなコンパスを持っていた。でも、コンパスをちゃんと使うなら、ちゃんとしたSILVA No.3!
この際、きちんと勉強してみようと地図の読み方の本も注文したしね!


 

投稿者 oshige : Permalink | get, yama

2010年10月 7日

「銀嶺の人(下)」読了

昨夜、銀嶺の人(下)を読み終えた。



上巻でマッターホルン北壁を登頂した後、次はどの山を登るのだろう?と思っていたら、同じくアルプスのアイガー北壁だった。ただ、すぐにアイガーに挑戦する話になるのではなく、その前に淑子(としこ)は泌尿器科医として、美佐子は鎌倉彫師としての話が挿入される。これは「なぜ山に登るのか?」の答を求めるための骨になることであり、新田次郎のこれまでの2冊も同じような手法で山と山でないことをからめて山屋にとっての山のありかたを探っていた。

美佐子にとっての山と鎌倉彫りの位置付けという前提を横に置いて、鎌倉彫りの話が純粋に興味深かかった。舞台が鎌倉で時々出てくる地名や由比ヶ浜に馴染みがあることも楽しめた。鎌倉彫りの作品がどのようなものかは漠然と知っていたが(うちにもお盆がある)、特に興味はなかった。しかし、今度鎌倉へ行ったならばもう少しよく見てみようと思う。

さて、山岳小説では事故は避けられない。アクシデントこそが小説に期待するところ、もっとも読み応えのある部分、まさに山場になる。最大の山場はアイガーとさらに最後のモンブラン(ドリューとグランドジョラス)にたっぷりとってあるが、挿話に冬の谷川岳で美佐子が死にかける山行きがある。この短い話が美佐子という登り手の実力を改めて示してくれるのだが、その力量を持ってしても山からの生還は最後は運が決めることも再認識させられる。

下巻では淑子と美佐子が別々の山行きを行うことになるが、二人に共通した弱さが出てくる。死への恐れを抱きながら山を登っている。それは限界に挑んでいることからくる当たり前なこととも言えるが、最後は二人がそれぞれ婚約者、夫とザイルを組むことから生まれる弱さが書いてある。強くならず、弱くなる。これは不思議なことのようでもあり、当然のような気もする。

誰かを守ることで自分が強くなるということもあるだろうが、誰かを守ることでそこに弱みが出ることも理解しやすい。谷川岳の遭難のように弱い者を守るために自分の力が奪われるということだけでなく、相手が自分より力があっても自分を十分に守れなくなる状態になる。そこに付け入る弱さが生まれてしまう。

このバランスは難しい。淑子と美佐子は互いにベストパートナーとして認め合っていて、他にザイルを組む人は居ないと言い切っている。しかし、マッターホルン北壁の後に二人がザイルを組むことはない。この二人ではないバラバラの登攀(とうはん)がその後の登りを難しくした。


「孤高の人」を8点としたら、「銀嶺の人」は9点 (^^)/

ところで、この本に登場する淑子のモデルは今井通子さんです。TVでも見かけることがあるので、写真を見れば「ああ、この人か」とわかるでしょう。美佐子のモデルは若山美子さん。若山美子さんのプロフィールはWeb上では削除されているようです。

投稿者 oshige : Permalink | book, yama

2010年10月 4日

「銀嶺の人(上)」読了

「銀嶺の人(上)」を読了した。山岳小説であることはわかっていたが、それ以上の予備知識無く読書を開始した。

場所は八ヶ岳だった。冬の八ヶ岳の横岳を縦走中に吹雪で道を失いギリギリの状態にある単独登山の女性クライマーの場面から始まった。ビバーク用の雪洞を掘り始めたところで探していた石室小屋が偶然見つかり、命からがら中に入るともう1人単独登山の女性クライマーが体を丸めていた。

なんと山ガールの話だった。しかし、この2人の山ガールは雪の八ヶ岳を単独で登るだけのことはあり強者だった。2人はビバーク中に出会ったロッククライミングの男性グループに誘われ、壁登りの魅力に取り憑かれる。そしてついにマッターホルンの北壁に挑戦する。成功すれば女性だけの登攀(とうはん)は世界初のことだ。

これまでに読んだ山歩きと違って、この本はロッククライミングだった。最初に八ヶ岳の赤岳、阿弥陀岳が出てきたのが小説の世界に入り込みやすくしたのは確かだが、この1カ月ぐらいにNHK BS hiで「日本の名峰」「グレートサミッツ」を観ていたので本に出てくる山々を観ていた。これがとてもタイムリーだった。

上巻の後半でマッターホルンを目指すのがわかったとき、下巻全部を使ってマッターホルンを攻めるのだろうと思っていたら、なんと上巻で制覇して終わった。これには驚いたというか、あっけに取られてしまった。確かに十分に緊張する場面の連続だったが、それにしてもあっけない。もう少し北壁にへばりついていたかった。

しかし、だとすると下巻はいったいどういう話になるのだろう?どの山を登るんだ?まさか恋愛話になったりしないだろうな・・・それはないと信じて下巻を読むことにしよう。

「孤高の人」「槍ヶ岳開山」と読んできたが、「孤高の人」より面白いかもしれない。

投稿者 oshige : Permalink | book, yama

2010年9月29日

槍ヶ岳開山 読了

新田次郎「槍ヶ岳開山」を読了。

江戸時代、大塩平八郎の反乱など飢饉により百姓一揆があったころの話。笠ヶ岳と槍ヶ岳を開山(笠ヶ岳は再興)する。
播隆上人(ばんりゅうしょうにん)という実在のお坊さんの話を軸に、槍ヶ岳のような険しい山にお堂を建て登山道を作る意味が書いてある。なぜ山に登るのか?という問いは「孤高の人」でもひとつのテーマだったが、この本もまたテーマのひとつ。

「孤高の人」が10点満点の8点とすれば、この本は4点、おまけして5点かな。
北アルプス穂高連峰の山々、笠ヶ岳、槍ヶ岳、涸沢あたりの昔のようすがわかる。


投稿者 oshige : Permalink | book, yama

2010年9月24日

孤高の人(下)読了

下巻は山を下るために登るような、登った高さよりもさらに下るようなそんな印象だった。結末は上巻の出だしに書いてある。それだけに降り方が難しかった。

上巻は主人公加藤文太郎の超人的な山歩きが軽快で爽快で、驚きもあって楽しかった。自分にはまず必要のない知識なのに、雪山で雪洞を作りビバークするようすや両ポケットに入れておく行動食などにいちいちメモするように情景を飲み込んだ。単独登山の加藤をガイドに頼み山を登るようで、しかも自分はぬくぬくとして、読み進むごとに力をつけたような錯覚があった。雪山の凍える寒ささえもうらやましく思えた。

しかし下巻は足が重くなった。加藤に付いてどの山に登っても楽しさが沸いてこなかった。どれも辛い山行きばかりに見えた。ページの残り具合からという判断から、この山は無事に制覇するだろうと思っても楽にならない。下巻がもつ重苦しさは加藤より、湿った雪のように加藤の回りにまとわりつく出来事から来ていた。体温で解けて衣服に染み入ってくる冷たさのように少しずつ黒ずんでいた。

そして最期がくる。下巻の最初からそこに向かって進んでいるのがいやでも伝わる。ページが残り少なくなると逆にすっぱりと最期が訪れることを祈ったが、いやもしかするとこのまま生還できるのでは、加藤が諦めていないのになぜ自分がここで諦めるのだと叱咤されながら残りページを減らした。

なぜこうなったのか、その理由が要因が穴の空いたポケットから落ちるように随所に点々と置かれていた。その跡を振り返るとそれを取りに帰れないところまで来ていることを悔いた。読みながら加藤と同じだけ悔いた。幻聴と幻視がせめてもの救いという非情な優しさを装って終わった。


次は「槍ヶ岳開山」これも新田次郎の作品。

投稿者 oshige : Permalink | book, yama

2010年9月21日

孤高の人(上)読破

朝、ちょっと読み始めたら、結局夕方まで読んでしまいました。
山、意外と向いているのかなあ・・・
って、読むと実際は違うけど。


投稿者 oshige : Permalink | book, yama

2010年9月20日

孤高の人(上)

新田次郎の「孤高の人(上)」を読み始めた。

106ページまで読んだ。

投稿者 oshige : Permalink | book, yama

2010年9月14日

八ヶ岳に登ったどー

八ヶ岳に登ってきましたよ。初登山で八ヶ岳はどうよ!って思ったけど、友人Kの強い誘いもあって決心。てなやり取りをつぶやいてたら、さらに2名増えて4名のパーティに。

詳しく書いていきたい気もするけど、それはまたいつか・・・・
とりあえず、記録。


9/11
JR市ヶ谷駅 集合05:30 
美濃戸登山口9:00→赤岳鉱泉11:30(休憩) -- 2.5H
赤岳鉱泉12:00 →行者小屋テント場 13:30 -- 1.5H
幕営


9/12
行者小屋04:30→阿弥陀岳(2805m)6:00→赤岳山頂(2899m)8:00/山頂山荘(食事、晴れ待ち) -- 3.5H
赤岳山頂11:30→展望荘→地蔵尾根→行者小屋13:30(食事、テント撤収) -- 2H
行者小屋15:30→18:00美濃戸 -- 2.5H


写真はiPhoneで撮った。Flickrの八ヶ岳セット

投稿者 oshige : Permalink | yama

2010年9月 6日

ヘッドライト

登山用にhageから借りたヘッドライトを家で試したら、あまりによくできていてビックリ!
うーむ。山岳グッズあなどれないなあ。
ライト関連はLEDライトが主流になって大きく様変わりしているんだよね。
昔の懐中電灯は捨ててしまえ!


投稿者 oshige : Permalink | yama

2010年9月 4日

八ヶ岳計画で顔合わせ

八ヶ岳の赤岳へ登るというので足りない道具をhageとmasuminさんに借りる。
同時にメンバー顔合わせ。
ken、iちゃん、dすけとぼく。
山話で盛り上がる。

投稿者 oshige : Permalink | day-to-day, yama