配列の最後に値を追加する、最後の値を抜き取る push()、pop()

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(section03-01 Arrayクラスの配列から抜粋)

 Arrayクラスには、配列に値を追加挿入したり、値を抜き取るといったメソッドがあります。push()は配列の最後に値を追加し、追加後の配列の長さを返すメソッドです。同時に複数の値を追加することもできます。
 次の例は最初に空のcolors配列を作り、色を末尾に追加しています。結果として["red","yellow","green","black"]の配列になります。

[:script:]配列に値を追加する
//空の配列を作る
var colors:Array = new Array();
//値を追加する
colors.push("red");
colors.push("yellow","green");
//pushした順に値が追加されている
trace(colors);//出力:red,yellow,green

var cnt:uint=colors.push("black");
//pushすると配列の長さが返ってくる
trace(cnt);//出力:4
trace(colors);//出力:red,yellow,green,black
 逆にpop()は配列の最後の値を抜き取るメソッドです。演算子[]で最後の値を取り出しても元の配列に入っている値はそのままですが、pop()で値を抜き取ると最後の値が配列から削除されます。
 次の例はcolorsから最後の色を抜き取っています。lastColorには最後の値の"black"が入り、元のcolorsからは最後の値が削除されて["red","yellow"]の2色になります。

[:script:]配列の最後の値を抜き取る
var colors:Array=["red","yellow","black"];
var lastColor:String=colors.pop();
//取り出した値
trace(lastColor);//出力:black
//元の配列からは最後の値が取り除かれている
trace(colors);//出力:red,yellow
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このページは、oshigeが2009年9月 2日 12:10に書いたブログ記事です。

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