話題になった「カラスの教科書」の続編。あーおもしろかった!カラスのテリトリーの調べ方とか。ちょっとやってみたい気にまでなってしまった(できません)。ハシブトガラスとハシボソガラス、見かけは似ているけど違う鳥なんだなーとあらためて思いました。
「カラス」と一致するもの
2015/10/22(木)
350羽
5グループ
天気:薄曇り
気温:15℃
湿度:97%
日の出:5:54
西へ 東へ
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6:00 開始
6:59 129
7:06 6
14 65 27
21 50
7:30 100
ーーーーーーーーーーーーーー
合計 194 156
グループ 2 3
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茅ヶ崎市南湖の海岸砂防林で東へ飛ぶヒヨドリの群れを見た
8:15 200
8:45 110
6:39~7:20 約30分間にわたって、ハヤブサがハト大のものを赤い肉片にちぎって食べていた。その間、いつもいるスズメの声がしなかった。ハヤブサが食事を終えていなくなったのは、スズメが再び鳴き始めたのでわかった。ハヤブサはその後砂州のハシブトカラスたちを追いかけていた。
児童書のコーナーで、ふと手にした「カラスウリのひみつ」という絵本を読んでいて、植物の開花時刻はどう決まるのか?の例としてアサガオがとりあげられていた。ある種類のアサガオは、季節が秋になり日の出の時刻が遅くなるにつれ、開花時刻も遅くなる。。。かとおもいきや逆に早くなっていくという。日没から一定の時間が経つと開花する法則があるため。日没が早くなると開花時刻も早くなるそう。それは生物が持つ体内時計による。。。というところまで読んで、あっそうか!と気がついたことがあった。
一昨年の年末、冬至の頃、日中はゴルフ場の池で休んでいるキンクロハジロたちが、夜どこかに食事に行くかどうか確かめようと思い、日没頃に池に行ってみた。日暮れ後、カモたちのシルエットしかわからなくなるまで暗くなってから、彼らは飛び立っていったがキンクロなのかカルガモなのかわからない、こんなに暗いのでは観察は無理だなとあきらめた。
しばらくして3月頃やはり日没頃に池に行くとキンクロハジロの姿は無かった。もう渡ってしまったのだろうか?と思っていると、近所でキンクロハジロをいたという情報が入った。あれ?と思い、昼間池に行くと彼らはいる。冬至の頃の日没時刻よりかなり早い時刻に食事に出かけて、日没時にはすでに留守だったのでした。
わたしはてっきり日没=餌を取りに出かけると思っていた。日照時間が長くなると池から飛び立って出かけるのも遅くなると思っていたのに、逆に早い時刻から出かけるようになったのはなぜ?ずっと疑問だった。
アサガオのヒントに従えば、朝明るくなるのが早くなると、キンクロハジロたちが餌場から池に戻るのも早くなる、早くお腹が空く、早く出かけるようになる。。。かなあ?ちゃんと手順を決めて観察して検証するといいんだろうな。
「カラスウリのひみつ」には、アサガオの開花時刻の研究結果は「ヒマワリはなぜ東を向くか」という本に引用されている「アサガオのすいみん時間」という本から引用されたと書かれていた。同じ児童書の書棚にある「アサガオのすいみん時間」という本を手に取る。
著者は中学生の時にアサガオの開花時刻の研究に没頭し、いったんは別の道に進むも成人後に「ヒマワリはなぜ東を向くか」の著者の瀧本敦という人と出会ったことで、また植物の開花システムについての研究を始めたらしい。一生終わらない夏休みの自由研究をやってる人がここにも!
研究の結果だけではなくて、それを調べるためにどのように仮説を立てて検証手段を工夫し具体的にどのような手順でやったか、レシピ本のように自分でもやってみることを前提に書かれています。出版社は「さ・え・ら書房」というこども向けの本を専門に出している会社のようです。
無風で暖かい午後、川面で何かが潜水を繰り返していました。カイツブリより潜水時間が長く、逆光で色がよくわからないのですが、遠目のシルエットはホシハジロ?尾は水面下にあります。
潜る直前に首を上にのばして「せぇーのぉー」となるとき、首が真っ白なのがわかりました。ほとんどの時間潜っていて、たまにプカっと浮かんでもすぐ潜ってしまいます。
近づいて見ると、ホシハジロとは頭の形が違う。琥珀色の目が印象的。おもしろい顔です。
足の付け根
足でクチバシの周りを掻いていました。浮上した状態で何かを食べている様子はありませんでした。
成鳥のメスの特徴の、クチバシ先端の黄色い部分はありませんでした。去年生まれの若鳥?オスかメスかは。。。どっちでしょうか?
まわりでは50cm以上の大きな魚がバッシャンバッシャン跳ねていました。ヒドリガモ8羽がそばに居ましたが、頭を羽の中に埋めて休んでいました(足は動かしていたので眠っていたわけではなさそうでした)。
ホトケノザが咲いていました。ヨモギのロゼット、カラスノエンドウが伸びてきました。
無風で暖かい午後、川面で何かが潜水を繰り返していました。カイツブリより潜水時間が長く、逆光で色がよくわからないのですが、遠目のシルエットはホシハジロ?尾は水面下にあります。
潜る直前に首を上にのばして「せぇーのぉー」となるとき、首が真っ白なのがわかりました。ほとんどの時間潜っていて、たまにプカっと浮かんでもすぐ潜ってしまいます。
近づいて見ると、ホシハジロとは頭の形が違う。琥珀色の目が印象的。おもしろい顔です。
足の付け根
足でクチバシの周りを掻いていました。浮上した状態で何かを食べている様子はありませんでした。
成鳥のメスの特徴の、クチバシ先端の黄色い部分はありませんでした。去年生まれの若鳥?オスかメスかは。。。どっちでしょうか?
まわりでは50cm以上の大きな魚がバッシャンバッシャン跳ねていました。ヒドリガモ8羽がそばに居ましたが、頭を羽の中に埋めて休んでいました(足は動かしていたので眠っていたわけではなさそうでした)。
ホトケノザが咲いていました。ヨモギのロゼット、カラスノエンドウが伸びてきました。
ヒヨドリが渡るポイントにはゴルフ場と、ゴルフ練習場があります。その高いネットの上に、去年の冬からハヤブサのオス、メス1羽ずつが居て一緒に行動しています。
今年の早春に交尾をしているのを2度目撃したのでペアなのではないかと思います。営巣・繁殖は確認できませんでした。繁殖シーズン中は見られず、夏頃からまた姿を現すようになりました。今いるハヤブサが、交尾をしていた2羽と同一個体かどうかはわかりません。
アオバトとヒヨドリを観察していた9月と10月、決まった時刻になると決まった場所に現れました。わたしがヒヨドリの渡りが始まったのに気がついたのは、ハヤブサが追いかけているのを見たからです。
ハヤブサは意図して獲物をネットの方へ追い、狩りをしています(例:2014/10/16)。2羽で一緒に追っていますが、どうも体の大きなメスの方が主導して、オスはついていくだけ。獲物を仕留めるとメスが先に食べて、オスは残りをもらうという感じです。メスがお腹がすいてないときでも、オスのために狩りをしているのか?と思う場面もありました(2014/10/20)。2羽が争う姿は一度も見たことがありません。
ヒヨドリの観察中にハヤブサが獲物をとったのを目撃したのは6回、
ヒヨドリ3
キジバト2
ドバト1
でした。
個体数は圧倒的にヒヨドリが多いのに、狩りの成功率は低い。
ここら辺のドバトは飼われていたり定期的にエサをもらったりして太って油断だらけなのですが、キジバトより少ない(観察の絶対数が少ないですけど)やはり群れで行動しているからかなあと思います。
ーーーーー
2014/09/30 06:58
ネットポストの上で何かを食べていました。後でむしって落ちた羽を確認するとヒヨドリでした。
2014/09/30 07:39
2羽並んでいます。大きさからさっきヒヨドリを食べていたのはオスのほうかな?
ーーーーー
2014/10/01 07:08
橋脚で何か食べていました。これも後で散った羽を確認するとドバトでした。
ーーーーー
2014/10/08 06:52
ゴルフ練習場の打席で何かを拾おうと必死な2羽。営業開始時刻がせまり清掃スタッフが近づいてきます。なんとか持ち上げてどこかへ運んで行きました。散乱した羽からキジバトだったとわかりました。空中で捕獲するのは得意でも下に落ちているものを拾うのは苦手なのか?(だからヒヨドリは水面スレスレを飛ぶのですよね)ハトぐらいの重さのものを運ぶのは大変なようです。両足でしっかり持って、飛び立つ時も「えいやっ」という感じでした。
ーーーーー
2014/10/10 08:02
川を渡りきったヒヨドリの群れが砂防林の方へ道路を渡る手前のネットポスト上で。落ちた羽からヒヨドリとわかりました。
ーーーーー
2014/10/15 06:50
キッキッキッという声がして、見るとハヤブサのオスがチョウゲンボウと争っていました。この近くの草地をなわばりにしている若いチョウゲンボウにからかわれて逆上したようです。メスはいつも落ち着いていてカラスの挑発に乗ることもありませんが、オスはしょっちゅうハシボソガラスたちを蹴散らして無駄にエネルギーを使っています。このときもチョウゲンボウをネットに追い詰めて一撃、羽が飛び散りました。
06:54
メスが橋の下で何かを捕まえました。片脚で持って、一度水に浸けて橋脚へ。オスはついていきます。メスがそれを食べている間、オスはそばでじっと見ていました。メスはオスを追い払いはしないけど、落ち着かないと獲物を持って場所を移動。しばらくすると、メスはどこかへ行き、オスは残り物を食べていました。後ろに、ここで常駐しているハシボソガラス40羽とトビ3羽がその残り物をもらおうと待っていました。
そのときは獲物が何かわかりませんでしたが、翌日常連を点呼したところ(イソヒヨドリ、イソシギ、カワセミ、ハクセキレイなど)欠員が認められなかったので、残るのはヒヨドリとしました。台風で中洲の一部が流され、羽の回収に行けなくなりました。
ーーーーー
2014/10/20 07:02
ハヤブサがキジバトを追っていました。メスが獲っては逃し獲っては逃し。あまりやる気なさそうです。キジバトは逃げて水面に落ち、浮かんでいるが飛び立てず、ハヤブサもなかなか拾えず。やっと拾って仕留めると、先にオスが食べ、メスはそばに居て、近づこうとするハシボソガラスたち(40羽)ににらみをきかせていました。
2014/10/20(月)
天気:晴
気温:16℃
風速:01m/s
風向:北東
日の出:5:52
ヒヨドリの渡り
東へ 000
西へ 610
その他 207
目撃数合計 817
時刻 数 ルート番号 方向
06:52 058 5 西へ
07:09 206 2 西へ
07:12 048 2 西へ
07:22 030 0
07:22 153 2 西へ
07:35 045 4 西へ
08:03 102 0
08:07 056 0
08:12 019 0
08:30 100 2 西へ
09:00 020
09:00 050
09:00 010
09:45 020
09:50 005
09:50 015
09:50 020
09:50 010
その他
06:20
モズ C4
メジロ 2
ハシブトガラス f
06:25
イソヒヨドリ メス成鳥 f↑3
ハクセキレイ f7
ハヤブサ p8 ネット
ウミネコ f7
06:30
ダイサギ 2 f7
トビ f0
ヒヨドリ c2
キジバト 2 f0 西へ
06:40
ウミウ p8 堤防杭
アオサギ p8 堤防杭
ハクセキレイ w5
06:42
ハヤブサ ドバトを襲う失敗
06:52
ムクドリ 100 f↓2
07:02
ハヤブサ キジバトを捕まえる
カルガモ 2 f7
07:35
ハヤブサ キジバトを食べ終わりカラスを蹴散らす
08:01
カワセミ f↓7
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
相模川河口のヒヨドリ(まとめ)へ
早朝パトロールからの帰り。
懇意のハシボソガラス(とわたしが勝手に思っている)に「おはよー」と声をかけると、いつもどおり「チッお前か」という挨拶を返され(表情でね笑)、カラスは柵の陰に隠してあったらしい食パンの食べ残しを取り出して得意そうに見せびらかした。「おースゴイじゃん!」と言うと、彼(彼女?)はそれをポイっと捨てて飛び去った。どうしたの?そんな獲物を捨てるなんて。カラスの背後の波打ち際に目をやると、そこには打ち上げられた小魚のベルトが。
そういえば戻り鰹の季節。今朝だったのか。さっそく浜に下りて観察。7〜8cmの小さなイワシ。青々と輝いている。触ると固い(かじってみるのはやめときました)。これはイケルかもとビニール袋を取り出した。わたしの他にゴム長を履いた人が二人、バケツを持ってきて拾っていました。
過去にも2004年の8月に同様の場面に遭遇し、しかしその時はそのイワシを食べられるとは思いつかなかったのと、容器を持っていなかったので持ち帰りませんでした。後日、やっぱり拾って料理して食べればよかったと思い直し、それ以来いつもレジ袋を携帯しています(オバチャンの階段1歩上がった)。
r2: いわし
10cmぐらいのイワシが次々打ち上げられる
大きめで特に鮮度が良さそうなのを拾っていると、カラスの足跡とイワシの頭を発見。このごちそうがあったので、おなか一杯だったのね。よかったね!カラス(名前つけようかな)
帰ってからアンチョビ用に開いて塩漬けにしました。頭を取ると内蔵がスポッと抜けます。お店で買う朝獲れのシコイワシより新鮮なのと小さいのとで手開きは難しい。小さな果物ナイフで骨にそって身を開き粗塩と交互に重ねていきます。とにかく小さいので手間がかかります。だんだん効率よくなって要領をつかめたと思ったら作業終了。そして次会までにコツを忘れて、また1からスタートという。。。
アンチョビの作り方 | 釣魚料理レシピデータベース
砂防林の背後の芝生の広場で、カラスとチョウゲンボウがじゃれ合っているのを発見。自転車は入れないエリアなので、えんえん歩いて行ってみると、そこはハクセキレイの幼稚園でもありました。うちの近所のハクセキレイ幼鳥は今年は1度しか(7/22)姿を見ていません。どうしたんだろう、みんなどこに居るのかなとおもっていたら、ここに居たのねー。
この広場は犬と自転車は立ち入り禁止。広い芝生に人も居ず、鳥や乳幼児にとって安全。シャリンバイの実がなり始め、大きな株にハマゴウのつぼみがたくさん。ムクドリの群れがいる日もあります。
その日は2羽のチョウゲンボウが、カラスをからかったり、ハクセキレイを追いかけたりしていました。チョウゲンボウはカラスより一回り小さく、翼がピンととがっていて、空中でホバリングすることができます。強風の中でもピタっと静止し、ターゲットめがけて垂直降下。ずっとみているとおもしろいです。
チョウゲンボウに追いかけられたハクセキレイの幼鳥たちは、ソテツの葉の中に避難してかくれていました。ハクセキレイ成鳥の色の白黒の割合は個体差があって、ほとんどセグロセキレイじゃないの?というのもいます。セグロがいないかなと探しましたが、この草地にいるのは全部ハクセキレイでした。
以前、この広場の中でドバトの羽根が散乱しているのを見たことがあります。ハヤブサにやられたのかな?今年ハヤブサを見るようになったのは、この餌場ができたからなのかな?犬と自転車を閉め出すことで小鳥の天国が出来、そこに猛禽類がやってくる、小さな生態系が出現。おもしろいな。