「コガラ」と一致するもの

コガラ

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野鳥の会神奈川支部の鳥類目録用のデータ提出、締め切りの2月末ギリギリで提出しました。基本iPhoneのメモに書き込んでいるのですが、自分でも書いた内容に自信がなかったり、詳しい内容を憶えていなかったり。客観的な情報を探して、iPhoto、写真、ボイスメモ、blog、twitter、runkeeper、jognote、instaweather などのアプリに散逸した断片を拾っては必死につなぎ合わせました。

見た鳥の記録全部出してもデーターベース担当の方が大変だろうと、荒引きして出したのですが、どれを出してどれを残すか決める作業とか。あと鳥を見たり声を聞いたりした正確な地名やメッシュ区分を調べるのも大変だった。特に山間部は標高で分けられているので、地形図の標高500mと1000m、この沢から尾根を通ってこの沢までと線を引き、iPhoneで声を録音した時に同時に写真を撮ってGPSデータを残しているので時刻が一致する写真から場所を特定など。。。

昼間は仕事と家事といろいろ忙しく、毎夜毎夜の作業で昼間の観察もさぼり気味、これじゃ「夜鳥の会」だね。これに懲りて、その日に見た鳥はその日のうちにデータに残すことにしました。(忘れるという事象が起きないとデータが膨大になってしまうのをどうするか問題があるのですが)

わたしのデータは、ヒヨドリ、ムクドリ、ハクセキレイという身近な鳥が主で、珍しいものは特にないのですが、これはおもしろかったなあというのをこれから時々アップしようと思います。

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2014年の4月、丹沢に登った際に変わった声を聞きました。声はすれども姿は見えず。登山道の樹上にはコガラしかいません。コガラたちは「チビT、チビT、チビT〜」と鳴いています。謎の声の正体をつきとめるため、翌年の4月にまた同じ場所に登りました。やはりコガラが頭の上でチビT祭りをやっていました。謎の声は遠くから1回だけ聞こえました。

その声を鳥見の先生に聞いてもらったところ、コガラのさえずりじゃないの?とのお言葉をいただきました。コガラ!たしかにそれしかいなかったけど、え?あのチビTっていうのは地鳴きでさえずりじゃないのですか?シジュウカラのツピーツピーツピーという声にテンションが似ていたのであれがさえずりとばかり思っていました。さえずりは別にあって、それがあの声だったとは!

バードリサーチの鳴き声図鑑にも1つしかなかったので、ここに貼っておこうと思います。

 コガラのさえずり(と思います)ヒヒーヒヒーホーホー

 コガラの地鳴き(訂正 ヒガラのさえずり) チビTチビT

 コガラの地鳴き2(訂正 ヒガラのさえずり) 途中でチビTが入ったのでこれもコガラだったとわかりました

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追記
2018.05.15に 塔の岳〜日高の稜線でコガラのさえずりを聞きました。帰宅して調べている内に、コガラの地鳴きだと思っていたものはヒガラのさえずりだったと気がつきました。

韓国岳

去年母が入院した際、久しぶりに父と過ごす時間ができ、運転の特訓を受けました。そのおかげで、レンタカーは不安だけど父の車なら運転できる!ということで、夫の実家の宮崎へ車で往復してみました。ついでに宮崎の山も登ろうということで、霧島の韓国岳に挑戦。

朝5時半に宮崎の実家を出、高速で小林IC経由霧島高原へ。登山口の駐車場に7時に着くと霧で真っ白。ふもとは晴れているのに。一つだけあった自販機で水を補給。高原の自動販売機はすごいですね。見たことない蛾を一気に4種類ゲット。写真を撮りましたがまだ同定できていません。

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しばらく晴れるのを待ちましたが回復しそうにないのでゆっくり登りはじめました。

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霧の中から、鳥や鹿の声が聞こえてきます。突然目の前を緑色で尾の両側が白い鳥20羽ほどが横切りました。あれはアオジ。。。?でも聞いたことがない声で興奮するように口々に鳴いています。とっさで録音できませんでしたが、あれはなんだったんだろう?かれらが出てきた茂みの上の枝でホオジロ1♂が留まっていました。

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登山届けを出して、登っていきます。

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晴れていればこのような眺望があるはずが。。。真っ白です。

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途中でボンッという音と衝撃を感じて、「ひー爆発か」と緊張する瞬間がありました。

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荒涼とした風景です。

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9合目まできました。このような絶景が広がるはずが。。。

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あっちょっとだけ見えた!あれは新燃岳?霧がとぎれた瞬間、山頂の岩に立っていた人たちから「おおー!」という声が。

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山頂に着いて待っていると、霧が晴れて、出た!火口。広い火口内部から点々と白煙が上がっています。

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山頂の反対側はこれも火口跡。韓国岳は火口の淵の一部なのですね。

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絶壁に立って写真を撮っている人。こわいー。あそこまで行けば、朝日を背に火口にたまった霧に影が映って、またブロッケンを見られるかもと思いましたが、いやいや欲は出すまい、とやめておきました。

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だんだん霧が晴れてきました。この崖にカケス4羽がいました。

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晴れた!新燃岳とその向こうに高千穂峰。

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反対側はまだ雲海が広がっています。この後、霧が晴れると薩摩川内市と甑島が見えました。

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韓国岳を後にして、大浪池コースへ。この池の周りのふちを1周します。木製の階段の急斜面をえんえん降ります。

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周回コースは石畳で整備されています。ところどころから湖面が見えます。

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上から湖面を見ると、なにやら鳥が10羽ほど。それは時々潜るのです。え?カンムリカイツブリ?双眼鏡では遠すぎてよく見えません。あれは何だったんだろう?この池の水は強酸性だそうですが。。。

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大浪池から駐車場への道。人の気配がなく静かで深い森。途中にシカの骨が落ちていたりして。ヤマガラとコガラが多かった。

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ふもとに近づくと、赤松が多くなり地面が落葉で明るくなってきました。温泉で汗を流す時間をかせぐため、せっかくの風景を堪能することもなく早足で通過。

今回の山では、というか帰省中はトレイルランニング用の軽いシューズ1足で過ごしました。私はランニングはしないのだけど、いざとなれば走れる靴が役に立ちました。(いや本当は走ったりしなくていいようきちんと登山計画通りに行動することが大事なんですけど^_^;)

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フォークのような樹。

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赤松の幹が美しい〜。

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駐車場の近くの国民宿舎えびの高原荘の立ち寄り湯(500円)に30分だけ浸かって帰宅。ここも露天風呂があっていいお湯でした。

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霧島って火口だらけなのですね。

由布岳

初めての「帰省&登山」。今まで何度か準備をして帰省しましたが、いつも雨で実現できませんでした。今回は、ちょうど晴れ間に登ることができました。

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父の車を借りて夜明け前に登山口に着きました。やまなみハイウェイの両側に広がる笹の原。由布岳の山頂に朝日がさす頃、歩き始めました。

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笹原の中の道をビンズイが歩いていました。道案内するように人が近づくとその分離れて行きます。

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登山口に、ヘルメットとかなり強めのメッセージがあります。そんなにおおげさでなくても。。。と思いましたが、山頂に行ったら必要なんだとわかりました。

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紅葉がひと段落した静かな道を登っていきます。草原との境目の林縁で、シジュウカラ、エナガの群れに会いました。

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暗い谷間を越えるとき、登山道で笹を食べていた母子の鹿が、人に気づいて鳴きながら走って逃げました。鹿たちはある程度距離を置くと樹の下からこちらをじっと見ていました(赤い葉の木の下あたりにいます)。

その他シジュウカラ、コガラ、コゲラ、アオゲラ、ツグミ。

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眼下に湯布院の街が見えます。草原状の場所でホオジロの声を聞きました。

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下から上ってくるガスに追われながら登りました。あれは九重連山?

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マユミの赤い実があちこちに見られました。

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山頂の西峰と東峰の分かれ目に到着。突然冷たく強い風が吹きぬけます。私たちの後を追うように上がってきたガスで南側は真っ白。山頂を境に北側は晴れていました。西峰は急峻な岩場で、見ただけでここは無理だとあきらめました。なるほどあっちに行くならヘルメットが必要だねと言いながら東峰へ。

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マタエから上の山頂部は、石の色がピンクやオレンジで、山腹とははっきり違っています。

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中学2年のとき、当時の担任の先生が個人的にクラスのみんなを由布登山に連れて行ってくれました。ところがわたしは途中まで登って貧血で倒れてしまい、みんなに迷惑をかけたのでした。それ以来の由布山です。死ぬまでにリベンジしたいことの一つがこの由布登山でした。「やったーもういつ死んでもいい♪」というと、同行の家族が「せめて下山だけはしてくれ」と。天国の河野先生、それからあのときわたしを介抱してくれた先生のお知り合いで麓に住んでいらしたご夫婦、ありがとうございましたー!



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おそるおそる東峰の岩場を下っている最中、下から上って来たご夫婦に道を譲ってステージのように張り出している場所で待っているとき、ふと前方を見ると、マタエの間を流れる霧に自分の影が映っていました。これはもしかして先日「ブラタモリ富士山」でやっていた、御来迎(ブロッケン現象)?

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わー!ブロッケンですよ、と下から来たご夫婦としばし見て楽しみました。4人が並んでいても、見えるのは一人につき一つ、自分の影しか見えないって不思議です。必死に下っていたら気がつかなかったんだろうな、途中で立ち止まったから偶然出会えたのでした。

あとで写真を見ると、よくヨガとかスピリチュアル系のイラストにこういうのが描かれているけど、あれってほんとにこうなんだーと感心してしまったのでした。

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樹に生えるコケが面白い!年中霧で湿ってるんですね。

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下山しながらもいろいろな鳥の声がしていました。が、わたしにはよく聞き分けられません。ヒタキ類の声、シロハラの姿。

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なんだかザトウムシもちょっときれいに見える。

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登山道のあちこちに落ちていた赤い実。これはなんだろう?葉は落ちてしまって樹には実しか残っていませんでした。

帰って調べると「カナクギノキ」というのが似ているのですが。

下山後、湯布院のホテル夢想園の日帰り湯に立ち寄りました。ここの露天風呂は晴れていれば眺め最高、家族風呂料金追加無料なので、空いている平日の昼間ならおすすめです。午後3時半からは宿泊客専用になります。

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帰りに書店に寄って、郷土の本コーナーで見つけた本。地形、登山案内、伝説、信仰、文芸、絵画、動物、昆虫、植生、あらゆる角度から由布山について解説されています。特に虫がすごい。もう山頂に登るのは気が済んだので、機会があれば次は山腹の自然観察路を鶴見山までゆっくり歩けたらなあと思っています。登山口の反対側の青梅台(おうめんでえ)の方からの鳥の声が濃かったので、ここもチェックしたい。(もう死んでもいいんじゃなかったのか?)

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エゾハルゼミ

丹沢山までちょっと行ってきました。一人だしヒルがこわいので大倉からピストン。目当ての鳥がいるらしい丹沢山山頂は、エゾハルゼミの来襲を受けていました。

今まで塔の岳までしか行ったことがなく、それより奥は初めての場所。キョロキョロしながら歩いいていると、前方から聞いたことない音が。何かの電気音?工事でもしてるのかなと思いましたが、近づいてみると誰もいないし、どう考えてもセミかカエルか?

その音を録音しながら歩いて近づいていくも、向こうも集団で移動していて、それがわたしが歩くより早い。。。もしかして鳥?

山頂のみやま山荘に着くと、声の主が先に到着して、さかんに鳴いていました。

帰りに大倉のビジターセンターに寄って尋ねたところ、「これですか?」とペンで音を再生できる図鑑シートで声を確認し「でしたらエゾハルゼミです」と丁寧に説明してくださいました。

帰宅して調べると、冷涼な気候を好む森林性のセミ。6月ごろに鳴く。北海道では市街地にいることもある。だそうです。

図鑑/エゾハルゼミ

「ミョーキン,ミョーキン,ミョーキン,ミョーケケケケケケーーー」

エゾハルゼミ丹沢山手前.mp3

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日が暮れる前に帰らなくてはとタイムテーブルが気になって、あまり鳥や虫を見ることができませんでした。山頂のみやま山荘に一泊して早朝からゆっくり見たり聞いたりしたいなあ。

ー見た鳥ー

大倉〜堀山の家(~約1000m)

アオバトs

キビタキs

アオゲラc

コゲラ dr p2

ブトw6

コジュケイs f0

コガラs

ヒヨドリc

エナガc p2

ガビチョウs

堀山の家〜塔の岳(1000m~1450m)

オオルリs

ヤブサメs

ウグイスs

ジュウイチs

ミソサザイs

ホトトギスs

コガラs

塔の岳〜丹沢山(1450m~1500m)

ツツドリs f↑2

ビンズイs p1

エゾムシクイs

コルリs

コガラs

ヤマガラs

ムシクイ類の姿を見たが同定できず



ー昆虫ー

ヒオドシチョウ

コジャノメ

ヒメキマダラセセリ

イチモンジセセリ

コミスジ

ビロードツリアブ

ニワハンミョウ

ジョウカイボン

キマエクロホソバ

オオセンチコガネ

(あんまりきれいだったので触ってはいけない虫にまた触ってしまいました(×_×)

エゾハルゼミs (丹沢山山頂1550m)



ー植物ー

ミミガタテンナンショウ↓

マムシグサ 青い実

ホソバテンナンショウ

エゴノキ

ガマズミ

ウツギ類

ヤマツツジ

ゴヨウツツジ

トウゴクミツバツツジ

ニシキウツギ

クワガタソウ

マイヅルソウ

ツルシロカネソウ

クサイチゴ 実

ニガナ

ジシバリ

ミツバツチグリ

笹の葉に穴

バイケイソウ(葉)



ーその他ー

ニホンマムシ道の真ん中で日光浴

丹沢にて

去年、鍋割山稜で聞いた声の正体を確かめたくて、また今年も同じ時期に登りました。山稜を歩いているとき、鍋割の東南斜面遠くから一声だけ同じ声が聞こえましたが、それきりでした。あれはなんなんだろう?また来年かな。

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07:15 大倉 渡りヒヨドリ17東へ

西山林道 ウグイスs アオジ♀v シジュウカラs メジロs コゲラdr オオルリs(7箇所)キビタキs アオゲラs ツツドリs カケスc

08:50 小丸入り口

シジュウカラs ヤマガラs ウグイスs

09:30 小丸尾根

ミソサザイs センダイムシクイs ウグイスs アオゲラ s クロツグミs ツツドリs キビタキs カケスc コゲラdr

10:00 標高1000以上

コガラs キビタキs アオバトの羽 謎の声 カケスs センダイムシクイs

13:00 鍋割山稜西 コガラs ツツドリs至近

14:45 西山林道 カケス?変な声

鍋割山

やっぱり鍋割山が好き。山頂にうどんがあるし(^^)。

西山林道ではあちこちでオオルリやヤブサメの声が。渓流が近くなると鳥の声も濃くなります。まだ若葉が小さいので、オオルリ(♂)の青い姿がよく見えました。その近くの木に♀も。花はヤマルリソウ、ホウチャクソウ、ヒトリシズカ、ムラサキケマン、ミミガタテンナンショウなどなど。

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稜線に出ると、まだ枯れ木の林でしたが、小さな花びらのマメザクラ、ミツバツツジが可憐なアクセントになっていました。あちこちでヤマガラ、コガラのさえずり。稜線の北側と南側でアオゲラのピウ!という声がしていました。

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今回は家人の希望で小丸尾根を下りました。尾根の広い背中部分まで下ってくると、新緑の林が美しかった。この林でしばらくぼーっとしていたい感じでした。

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帰りの林道でカケスを見ました。パッと見、印象はカラスですね。仲間とエサを取り合って鳴きながら騒いでいました。

世界一賢い鳥、カラスの科学

世界一賢い鳥、カラスの科学 [単行本] ジョン・マーズラフ (著), トニー・エンジェル (著), 東郷 えりか (翻訳)

すごいよ、カラスの脳は老化しない。歳を取っても新しいことを学習し続ける。それに、ホシガラスやカケスは、貯食をする秋になると、海馬の部分が増える。おかげでエサを隠した場所を忘れずに、冬を乗り切れるそうな。「ハチクイは、旦那が実家に入り浸り」で、コガラの海馬の細胞が毎年入れ替わるときいた以来の衝撃。年中街中に生ゴミがあって、エサに困らない日本のカラスはどうなんだろ?
海岸でおもしろいことやってるハシボソファミリー、うちのマンションの屋根にいつもいるハシブトカップル、わたしとしては勝手に親近感を感じているが、1羽1羽の見分けが付かないのがなあ。
冬に低山の山道を歩いていると、よくカラスとヒヨドリの羽根が落ちている。猛禽類に食べられることが多いんだろう。人間界ではうるさくて嫌われがちだけど、きみたちも大変だね、と思う。

土山峠(&ヤビツ)

家人がトレランで夕方まで留守。じゃあ私もちょっと遠くまで行ってもいい?ということで宮ヶ瀬まで、できればバードウォッチャーの聖地、札掛まで行ってみたい。。。と朝7時に家を出発。

伊勢原駅前を通過、今日は七沢の方へ。前回「分かれ道」で間違えて遠回りになってしまった箇所をチェック。沿道の自転車屋さんもチェック。もし何かトラブルがあったとき修理してもらえるところを記憶しておくため。

前回の宮ヶ瀬行きの記憶がよみがえる。ハチに刺されて「ああ、もうここに自転車を置いてタクシーで帰るのか?」と絶望的な気持ちになった場所とか。でも一度通った道は余裕ですね。まったく迷わず坦々と清川村まで。

煤ヶ谷から土山峠の上り。前回は道にミミズがいっぱいだし、雨は降り出すし、予想外の急勾配で、泣きながら自転車を押して歩いた道。今日もここで雨が降り出して泣きたくなった。でも一度も足を付かずに登り切った!ミミズいなかったし。ヤマメ乗りを意識したからかな?ヤマメ乗りって下向きの立ちコギぽい(全然ちがうかもしれません^^;)。

峠を上がりきると、ホタルブクロの花。赤い橋、白い橋、青い橋、順々に渡っていく。

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やまびこ大橋に着くと雨があがった。遠目に白い花が崖一面に咲いている箇所があった。近づいてよく見ると、白いのは葉の一部。不思議な葉っぱだなと思い、帰って調べると、それは「マタタビ」だった。ここに猫を連れてきたらどうなっちゃうんだろう?時間制限なし飲み放題パーティーだね。

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ビジターセンターでうろうろして、待機中の路線バスをみかける。前に自転車ラックが付いています。+100円で、自転車を乗せてくれる(積み卸しは乗客本人でやる)らしいです。宮ヶ瀬ダム手前の上煤ヶ谷〜土山峠が一番勾配がきついのですが、この1区間だけでも自転車ごとバスに乗せてもらったらいいかもしれないなあ。(一人で乗せられるか心配)
バスの前面に自転車を乗せられる「自転車ラックバス」(神奈川中央交通)(pdf)
平成23年4月1日(金)より「本厚木~宮ヶ瀬間」で本格運行へ!

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いつもならここで帰るところ、シャミがいたころの習慣で、3時間以上家を空けるといまだに不安。もういいんだよ、好きな場所に好きな時間に行っていい。自分に言い聞かせて札掛方面の林道へ。渓流沿いで水音がする。新緑が目に染みる。

ウツギ、エゴノキ、スイカズラの白い花びらが路面に落ちている。オカタツナミの紫の花。ヘビイチゴの赤い実。鳥の声は、オオルリ、キビタキ、ホオジロ、コガラ、シジュウカラ、ヤマガラ。あとは識別できず。ところどころで渓流へ降りる道、山側へ登る林道、登山道の分岐を見る。それをいちいち行ってみたい衝動にかられる。

キャンプ場の近くでオオルリのメスを見た。声はすれども姿は見えずのオオルリ。しかもメスって見たことない。これはなんだろう?と見ていたら、オオルリのオスが来て、ああ、オオルリのカップルだったのかとわかった。

川を渡り対岸の道を登る。眼下にさっき通ってきた道が見える。うんと高度が上がっている。あそこから登ってきたなんて信じられない。暑くなってアームカバーをはずしたり水を飲むとき以外は同じリズムでペダルを回して、止まらなかった。

あちこちに釣り場がある。河原にデッキチェアを広げて本を読んだら気持ちよさそうだな。ヒルとマムシがこわいけど。「フライフィッシング専用エリア」という看板。。。ということは虫がいっぱいいるのか。。。

丹沢ホームに到着。すでにお昼近かったが、特にこの近辺は鳥の声が濃い。夜明けごろにここに居たいな。一体何時に家を出ればいい?今なら深夜の2時とかかな^^;。木陰で休憩して、さてどうやって帰ろうか?来た道を戻り宮ヶ瀬周りだと遠回り。ヤビツを越えると距離的には近いんだよな。。。ここまできたらオマケだわと、ヤビツ側にこぎ出した。

だんだん勾配が急になっていく。じんわりじんわりペダルを回す。ハコネウツギの赤い花が落ちている。なんてかわいいんだろう。

気まぐれ喫茶〜護麻屋敷の間が特に急坂で、集中が切れそうになる。何カ所か腕でハンドルを引き、腿と脹ら脛にも力が入った。

こんな乗り方じゃ続かない。。。と不安になる。が、実は体は大丈夫。ただ脳が疲れているだけ。先日ツールド熊野の中継で、柿沼さんが言っていたことを思い出す。筋肉に蓄えられたグリコーゲンは前日までに食べたもの。試合中に必要なエネルギーは脳が要求している。ハンガーノックは筋肉ではなくて脳で起こると。

あと、朝の連ドラ「あまちゃん」で、長く潜るには何にも考えちゃだめだ。体中で一番脳が酸素を使うからって言ってたよね!ということで、機械的に登ることに集中。

タイムなんて考えたこともないけど、きっととんでもなく遅かった。でも足を付いたらもうこぎ出せなくなりそうで、とにかく止まらないように回す。

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突如現れた、バス停ロータリー。ここですか?以前車で来たことがあるけどすっかり忘れていた。ええと、ここで何をすれば?キョロキョロ。iPhoneのバッテリー切れそうだし、することもないのでとっとと下る。

最初の数カーブは楽しかったものの、下りにはすぐ飽きた。ブレーキを握るのに疲れて(握力17)、体も冷えてしまい、いやになって来たが、まだまだ菜の花台。春のサシバの渡り調査地点。昆虫のように、しばらく紫外線を浴びて暖まって、まだ下る。

ようやく蓑毛の民家が見えてきた。。。と思ったら、そこからが急勾配だった。なぜ山の中より民家ゾーンの方が直線で急な道?回覧板持ったおばあちゃんが道を渡ってるし。危ないじゃないの!(道路設計者様)

下って最初のコンビニ、ヤマザキデイリーストア秦野藤棚店で寒さに震えながら補給食を購入。おにぎり1つ食べたら落ち着いた(脳が)。iPhoneのバッテリーはここで切れた。
あとは金目川沿いにダラダラおうちまで。

ヤビツの表側はあまり楽しくなかったなあ。浅間山林道、阿夫利林道の方がよかった。浅間山林道の残り+表丹沢林道+萩山林道を通ってみたいな。それと丹沢ホームの奥行けるとこまで、宮ヶ瀬の早戸川林道終点まで行ってみたい。

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