ESSAY Index - 1994

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ASCII MacPower MACPOWER'S COLUMN連載中(オリジナル原稿)


  1. エッチはだまされない
    いわゆるアダルト物のCD-ROMを作る羽目になってしまった。それで、そういうCD-ROMを試作品も含めてあれこれ見たり、その業界の人と「オ×ニーして」と”ピー”状態で会話しているこのごろだ。/ASCII MacPower 1994.1月号掲載

  2. ふんどし屋
    システィーナ礼拝堂の天井に描かれたミケランジェロの傑作「最後の審判」に描かれた人物像の腰布が消去されるそうだ。「最後の審判」の原画はキリストをはじめ、みなスッポンポンだった。ところがこれでは神を汚すという批判が上がり、教皇の命令で後世の画家が腰布を描き加えたのである。誰が命名したかは知らないが、腰布を加筆した画家は「ふんどし屋」と呼ばれたそうだ。ひどい言われ方だが、言う側にもせつなさが漂う。/ASCII MacPower 1994.2月号掲載

  3. インタラク恥ブが刺激的
    好評につき、AVなCD-ROMの話をしよう。いよいよ制作も終盤。本誌が発売のころにはパンツじゃなくてベールを脱いでいることだろう。その脱ぎっぷりに熱い視線が注がれているのが目に浮かぶようだ。/ASCII MacPower 1994.3月号掲載

  4. プロマウサー
    僕の目下の趣味はサーフィン。サーフィンはいい。第1にカッコイイ。さらにいいのは、見た目の派手さと違って、実際には非常にストイックでメンタルであること。ボードの上に立つだけというシンプルなインターフェースであるにもかかわらず、実に奥が深い。/ASCII MacPower 1994.4月号掲載

  5. 豊かな機械
    10日ほど前にMTB(マウンテンバイク)を買った。二人暮しなのに自転車は4台になり、さらにその3日後には妻用のMTBをもう1台買ったので、合計5台になった。/ASCII MacPower 1994.5月号掲載

  6. コミュニケーションブレイクスルー
    1985〜1987年の3年間、もう8、9年も以前のことになるが、僕はパソコンネットのシスオペをしていた。電子掲示板、データベース、チャットの機能をもっていたが、メンバーの多くがHC-20/40/80という英数カナしか表示できないハンドヘルドコンピュータ(A4サイズパソコン)のユーザだったため、漢字対応の会議室はあったものの、ほとんどがカナによるメールというネットワークだった。/ASCII MacPower 1994.6月号掲載

  7. 未来の記憶
    Backpackerというギターを買った。民族楽器のようなスリムな形のギターで、人が弾いているのを見て欲しくなった。その彼がとてもうまかったこともあるが、小さいのに音がよかったという印象がずっと尾を引いていた。/ASCII MacPower 1994.7月号掲載

  8. 「お母さんはいますか?」
    毎月取っている本を届けてくれる律儀なドライバーは昼前に電話で在宅の確認をしてからやって来る。そしていつもこう僕に尋ねる。「お母さんはいますか?」/ASCII MacPower 1994.8月号掲載

  9. だーの反逆
    テクニカルライターは何を書くべきなのか。書くべきでないのか。それを考えるときがある。/ASCII MacPower 1994.9月号掲載

  10. Macとソーダと洗濯機
    朝4時半に起きて海にいく。湘南の波はせいぜい腰ぐらいの高さで、湖なのではと思うようなさざ波の日も少なくない。でも、低気圧の前線が関東地方を西から東へと通り抜けた雨の翌日。そして、遠く南の海上に台風が発生し、ゆっくり北上し出したとき。湘南の海は大きく呼吸をはじめる。/ASCII MacPower 1994.10月号掲載

  11. 猫の生活
    午前9時56分。下の階で寝ていた猫が上がってきて、机の上に飛び乗った。キーボードの横に座り込む。「今、お前のこと書こうと思ってたんだ」/ASCII MacPower 1994.11月号掲載

  12. 砂に書いたラブレター
    うまくしゃべれないことは誰にでもある。話すほどに言い訳のようになり、そんなつもりはないのに相手の機嫌を損ねてしまう。すきなひとを前にすると用意していた言葉はすっかりどこかに飛んでしまい、きのうのサッカーの話とか友だちのドジ話しか出てこない。/ASCII MacPower 1994.12月号掲載



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