目立ちたがり屋の鳥たち

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目立ちたがり屋の鳥たち: 面白い鳥の行動生態 単行本 - 2017/4/12 江口 和洋 (著)

出版社の紹介記事
目立ちたがり屋の鳥たち « 大学出版部協会

NPO法人バードリサーチによる紹介記事
図書紹介:目立ちたがり屋の鳥たち | バードリサーチニュース


秘密結社の(笑)メンバーが推薦していたので、読んでみました。鳥の世界も自分の遺伝子を残すためのきびしい競争があるのねー、第1章読んだだけで、ううーこりゃ大変とげんなりしてしまう。鳥が何気なくさえずっているようでいて、番がなかよく並んでいるようでいて、その裏では。。。

メディアと自民党

メディアと自民党 (角川新書) 新書 - 2015/10/24 西田 亮介  (著)

議員さんたちってお年だからネットとか弱いんでしょ?ネットにあふれているのは若い世代の本音だと思われがちだが、とんでもない、ちゃーんと対策してあるのですね。日々印象を操作されていることを自覚しておかねば。

人体 5億年の記憶: 解剖学者・三木成夫の世界

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人体 5億年の記憶: 解剖学者・三木成夫の世界 単行本 - 2017/3/15 布施 英利  (著)

三木成夫に師事した人が、師匠とその業績を紹介する形になっている。つまり前線の報告書ではなく、後の世代の人による物語なので、ソフトタッチで要所が語られている。ということで読んでみました。

本を読むだけで記録するのをさぼっていたので、感想を忘れかけています。あとで思い出したら追加するけど概略だけ先にアップしていきます。

何を読んだかは、iPhoneアプリの「ビブリア」で本のバーコードを撮影して記録、勝手に題名と表紙の画像に変換してデータベース化してくれます。

[カラー版]昆虫こわい

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[カラー版]昆虫こわい (幻冬舎新書) 新書 - 2017/7/28 丸山 宗利  (著)<br />

「昆虫はすごい」(丸山宗利)光文社の、幻冬舎版という感じ。著者が「あまりハプニングが起こらなくて読者に申し訳ないが。。。」みたいなことを書いていて笑った。編集の人に言われたのかなー?読者はハプニングが起こらないようにどんな準備をしたのかも知りたいです。淡々と居た筆致でも全然かまいません。

【音声配信】「刺されても咬まれても虫に夢中!昆虫学者・丸山宗利さんが語る〜世界昆虫旅行記!」▼TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」▼2017年8月2日(水)放送分

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

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戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗 単行本(ソフトカバー) - 2016/8/9 加藤 陽子  (著)

「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」の演習編。歴史に興味がある中高校生へのレクチャー。中高校生とはいえ、かなり意識高い生徒さんたちです。歴史の知識も、じっくり本を読む時間も無い、大人の皆さんはハフポストの記事がわかりやすいかも。

真珠湾攻撃から75年、歴史家・加藤陽子氏は語る「太平洋戦争を回避する選択肢はたくさんあった」

すごい進化 - 「一見すると不合理」の謎を解く

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テントウムシの島めぐり: ゲッチョ先生の楽園昆虫記 単行本 - 2015/8/5 盛口 満  (著)

この春、家の前の公園のサンゴジュにアブラムシとナミテントウが大量発生。前を通るたびに成長段階を見る機会があった。また、丘陵地では初めてカメノコテントウという大きくてゴージャスなテントウムシと出会った。それはオニグルミの樹で、その谷川沿いのすべてのオニグルミは大量発生したクルミハムシによって葉が食べ尽くされていた。帰宅してから調べると、カメノコテントウはクルミハムシの幼虫を食べるとあった。

そんなことがあって「テントウムシの島めぐり」という本が目に入り読んでみました。それからしばらくして、instagramでテントウムシの写真に「いいね」をくれた人のアカウント情報を見ると、テントウムシの生態を研究した内容を含む本を出版したとあり、読んでみることにしました。


すごい進化 - 「一見すると不合理」の謎を解く (中公新書) 新書 - 2017/5/19 鈴木 紀之  (著)

また「すごい」か、とタイトルにうんざりするも、この内容は本当にすごかった。この本のどこがすごいかは、amazonのレビューに(誰か知らない人が)書いてあるが、クリサキテントウ(先に「テントウムシの島めぐり」を読んでおいてよかった!)の一見不合理に見える生態の合理性を解き明かしていく、その過程がドラマチック!実際にやってることは地味だけど。三浦しおんさんに小説にしてもらったあと、映画化してほしい。

ナショジオ日本語版のサイトのニュース2017/7/10に
卵の丸さ、飛行能力で決まる? 鳥1400種から解明|ナショジオ|NIKKEI STYLE
という記事があり、卵の丸さと鳥の飛行能力に相関関係があることはわかったが、なぜなのかはわからないとあったが、その答えは「すごい進化」に書いてある!と声に出てしまった。誰も居ない部屋でiPhoneに向かってですが。。。

この本を読むちょっと前にNHKの「オイコノミア」という番組で、「原因と結果の経済学」というテーマの回を見ていた。
オイコノミア「分かって得する!原因と結果の経済学」 - NHK
進化の「適応」と「制約」の話が、経済学の番組で語られていたことと似ているなーと思いながら読んでいると、本文にも

生き物の行動を人間の経済活動に喩えるのは、行き過ぎた寓話ではありません。(p.157)

現に生態学は、利益と損失のバランスだけでなく、もっと多くの理論を経済学から借用してきました。(p.157) とあった。




ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学 (中公新書) 新書 - 2017/2/19 本川 達雄 (著)

中公新書のすごいシリーズ。ちょっと前に、本川達雄さんがラジオに出演されてサンゴについて語られるのをきいて(もちろん生放送で歌もご披露されました)。

「白化現象が進むサンゴに何が起きているのか」荻上チキ×本川達雄×山城秀之▼4月25日(火)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~)

著書のあと書きを見ると「すごい進化」と同じ編集者だった。ちなみに「昆虫はすごい」(丸山宗利)は光文社新書です。「昆虫はすごい」は、Macを持たずに実家に帰省したときに読み、小さなスケッチブックに手書きでメモを残していました。それを読むと、今話題のヒアリにも天敵が居て、それがヒアリよりさらに恐ろしい。名前からしてナマクビノミバエ(生首蚤蝿)です。この寄生蝿のやり方はほんとにホラー。楳図かずお先生にマンガにしてほしい。

ゴリラの森の歩き方―私の出会ったコンゴの人と自然 単行本 - 1997/1 三谷 雅純  (著)

幻獣ムベンベを追えの後書きに、著者の高野秀行氏と早稲田大学探検部がコンゴの奥地でUMA探しをしているちょうど同時期に、少ししか離れていない場所で、日本人の研究者が人跡未踏の生態系がある森林を発見していたとあって、それは誰だったのか?どんな旅だったのか知りたくて図書館で検索。

コンゴの奥地で同時期に、日本人の若者が同じようなことをやっていたとは。んで、この本の著者、三谷雅純氏も、高野秀行氏と同様に、夜、暇で仕方なかったと(笑)。著者が持ち込んだ本のリストに「術語集ーー気になることばーー」(中村雄二郎)があって、なつかしいなーと思う。わたしも若いときに読んだ。暇でしかたないときに。

メモ
ンドキの森のニシローランドゴリラ、チンパンジーの生息密度は、ゴリラの生息密度が高い。植生の利用状況を調べると、ゴリラはチンパンジーが利用しない湿地性草原の水草の地下茎や大量のツユクサを食べている(ンドキの森の植生タイプは4つ。湿地性草原、川辺のリンバリ林、異種混交林、内陸のリンバリ林。リンバリとはジャケツイバラ科の豆の木)。ゴリラは果実も食べるが、植物性タンパク質を含む繊維質食品への依存度が生息密度を決めるらしい。果実がなる異種混交林は、ゴリラもチンパンジーも利用。

繊維質:タンパク質に富む一方、摂食単位当たりのカロリーが著しく低い。繁殖に必要な量を摂るのは大変。
果実:多量に含まれる糖分がカロリー源になる。ビタミンも多い。適度に菜食対象に取り込めば効率的。

果実と繊維質ーー糖とタンパク質ーーの摂食割合は、ゴリラにとって重要であるに違いない。そこには最適なバランスがあり、ゴリラはンドキの森が提供する制限の中で、その最適バランスを実現しているに違いない。

ゴリラより体重が軽いチンパンジーにもまた独自の最適バランスがあるだろう。そのわずかな差が、採食行動、土地利用のパターン、集団形成の違いに影響を与えたに違いない。

果実をめぐって(ゴリラ+チンパンジー+ゾウ)と(樹上性霊長類+鳥)という二つのグループ(果実をめぐるギルド)がある。

(ゴリラ+チンパンジー+ゾウ):熟すと落果する。暗い色。甘い匂い。果実も種子も大きい。繊維質。高糖度。ゾウとゾウ散布型果樹の共生関係がまずあり、それにゴリラとチンパンジーが乗っかった。

(樹上性霊長類+鳥):落果しない。鮮やか。小型。果汁が多い。鳥が丸呑みしやすい。鳥と鳥散布型果実の共生関係に樹上性霊長類が後から乗った。

ゴリラやチンパンジー、樹上性霊長類は、あらかじめ成立していた熱帯雨林の「動物--植物の共生関係」をうまく利用しながら、後から果実をめぐるギルドに参加し、現在では、オリジナル・パートナーに劣らぬ種子散布者として、熱帯雨林の中で重要な位置を占めるようになった動物たちである、と推理することができる。(p.263)

このような共生関係の理解は、例えばゴリラの保護という行為が、単にゴリラ一種の保護を意味するのではなく、ゴリラが果実の採食によって無意識の内に「育てて」いる次世代の熱帯樹をも保護することにつながるのだと、我々に教えてくれる。自然の保護管理策を種間関係の理解なしに語ることは、無意味である。ゴリラのようにいくら貴重な種であっても、特定種のみの保護管理というものは、本質的に成立しない。(p.263)

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

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鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 単行本(ソフトカバー) - 2017/4/18 川上 和人 (著)

このタイトルは。。。(^^;; 読めって事ですね。。。というわけで。

孤島で鳥の調査をするにあたり、まず上陸するために水泳の特訓から。。。あー大好きなジャンルやわ。と読み進み、最終章になって、これは若い優秀な人材を学界にリクルートするための本だったか!と気がついた。young探鳥会だったのかー。

著書の中で、お?と思ったこと。それは、外来種であるガビチョウが、在来種であるウグイスを圧迫しているのではないかという前提で調査をしてみると、結果としては全然そんなことなくて、ガビチョウは濡れ衣を着せられていたという話。ガビチョウのせいでウグイスが減っていると思っている人は多いと思う。わたしもなんとなくそんな気がしていた。でも調べてみるとそうじゃ無かったんですね。著者はこれを失敗談として語っている。ご本人にとっては無念かもしれないが、ガビチョウにとっては。。。じゃなくて、環境政策上意義のある調査だったじゃないでしょうか。外来種は全部ダメ!というわけではないという。

中高年のバードウォッチャーはガビチョウ嫌いな人が多い。でも若い人や、入門したての人で、好きな鳥はガビチョウ!という人いるんですね。声がきれい、わかりやすい、わりと姿を見せてくれる、という理由で。将来ガビチョウがバードウォッチャーを増やしてくれるというまさかの展開になるかもしれない。

ガビチョウって、他の鳥の声に耳を澄ましているときに、突然近くで大音量で鳴き始めて「ああーっ!」ってなるんだけど、ガビチョウの声そのものは複雑でおもしろい。鳴き真似するし。相模川河口で初夏に鳴くガビチョウの声にコジュケイの鳴き真似が入る。けどここにはコジュケイは居ない。君たち、それどこで憶えた?鳴き真似から推測するガビチョウの移動とか調べたら面白そう。

ガビチョウと同じく疎ましがられている鳥にヒヨドリがいるけれど、ある方から「これがヒヨドリのさえずり」と教えてもらって、ええーヒヨドリってさえずるのかと思ってから、ヒヨドリの鳴き声も意識するようになりました。ヒヨドリのさえずりってどんなだか言えますか?バードリサーチの鳴き声図鑑(http://www.bird-research.jp/1_shiryo/nakigoe.html)でさえヒヨドリのさえずりは収録されていません。録音はあってもこれがさえずりと定義されていないんだと思います。あんなにどこでもいっぱい鳴いているのに。

電線で気分良さそうに鳴いているヒヨドリの声が耳に入ると、おっと自転車を停めて録音しようとするも、録音ボタンを押したその瞬間にヒヨは鳴くのをやめてどこかへ飛んで行ってしまうのだけど。さっきまであんなに鳴いてたじゃん。。。邪魔になるほど身近にいるのに、ヒヨドリの正体は意外とわかってないのかも。読んだ本と全然関係ない話になってしまった。。。