10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか 単行本 - 2018/2/9 村中 璃子  (著)

反ワクチン運動の真実: 死に至る選択 単行本 - 2018/5/8 ポール オフィット (著), ナカイ サヤカ (翻訳)

SNSで、ワクチンが危険という記事や、著書の紹介や、映画上映のお知らせなどが、タイムラインにあらわれる。投稿する人は善意で、しかし何も考えずに情報をシェアしている。元の情報をシェアした人が、自分が信頼できる人だから、同業者だからという理由で。

ワクチンが有害なのか、無害なのかは、科学的に検証すればすぐわかる。でも、だからといって人々がその事実を受け入れるかどうかは別だと言うことが、この本には書かれている。日本における事情を書いた本では、レビューを読むとほぼ高評価だが、少ないながら徹底的な(長文の)低評価が頑なにある。一方海外での歴史上の経過を書いた本では100%高評価だ。

ワクチンに疑惑を感じる理由として
・自閉症や、思春期の少女の神経症が、多数存在するとそれまで世間で知られていなかったため、急に増えたと感じる。
・ワクチンが高価すぎる。製薬会社・行政・医師が結託しているのではないかという陰謀論に陥りやすい。
・過去に、実際にワクチンの薬害があった。
などがあるという。

「自然」という幻想: 多自然ガーデニングによる新しい自然保護 単行本 - 2018/7/16 Emma Marris (原著), エマ マリス (著), 岸 由二 (翻訳), 小宮 繁 (翻訳)

「自然」という幻想 | 話題の本 | 書籍案内 | 草思社

【立ち読み用公開】「自然」という幻想 ――多自然ガーデニングによる新しい自然保護(エマ・マリス 著 岸由二・小宮繁 訳) - 草思社のblog

翻訳者がラジオに出演し、「手つかずの自然」とは、アメリカ発祥のカルト思想、と断言しているのを聞いて、読んでみました。

外来種×、在来種○、みたいなのをよく聞くけど、フィールドに出ていると、なにもかもそうとは言えないんじゃ?と思う場面がある。耕作放棄地に茂るアレチウリが、何もかもを飲み込んで低木をも覆ってしまっているのを見ると、嫌な気持ちになるが、冬になって里に下りてきたミヤマホオジロがそのタネをついばんでいるのを見ると、アレチウリがあってよかった!と思ってしまう。晩秋の花が少ないときに、コセンダングサやセイタカアワダチソウの花は、蝶たちにとって貴重な蜜源になっているし。

里山って、奈良時代に大陸からイネが渡ってきて、ヒトによって変えられた人口の自然ですよね。日本のそれ以前の自然からかなり変えられたはず。田んぼも残したいけれど、米の需要がないのに里山風景だけ維持するのは無理な気がする。

この本で著者は、現代人が思うところの「古き良き自然」に何が何でも戻すべきという考えが、ナンセンスだと論じていますが、だからといって何もしなくていい、というのとも違います。必ずしも過去の自然に戻す必要はないが、生物多様性は管理して守るべきと言っています。

(訳者は例として、池の水を抜くテレビ番組を挙げていますが、あれを見て楽しいのは外来種が駆除されるからでは無くて、ふだんよく見えない池の中に実はこんなのがいた!という単純な驚きだと思います。あまり心配しなくてもいいと思いますけど。。。)

辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦 単行本(ソフトカバー) - 2018/4/5 高野 秀行  (著), 清水 克行 (著)

「ゾミア」「ピダハン」について語られていたそれぞれの元本を読んでから感想を書こうと思っているうちに時間が経ってしまった。

高野秀行氏が、「西南シルクロードは密林に消える」に書いたコースを、彼より先に体験していた日本人、吉田敏浩さんから聞いた話。「原始的な焼き畑農業も鍬などの鉄器が無ければ難しい。彼らは文明を避けているのでは無く、交易し文明と関わることで生きている」みたいなことを聞いたというのが記憶に残った。

秘島探検 東京ロストワールド

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NHKスペシャルご覧になったでしょうか?
NHKスペシャル | 秘島探検 東京ロストワールド第1集南硫黄島

ふだん鳥や虫に興味が無い、友人・知り合いの男子諸君に大ウケでした。

まさに!
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 - r2
を映像で見ているようでした。著者の川上和人さんも映ってましたね!

そして今夜は
NHKスペシャル | 秘島探検 東京ロストワールド第2集孀婦(そうふ)岩
が放送されます。「そうふいわ」じゃなくて「そうふがん」だそうです。後者の方がかっこいい。

知り合いがドローンパイロットとして取材に同行したそうです。「山階鳥類研究所の佐藤さんにアホウドリの生態を超絶感動的に解説してもらったり。。。」だそうです!うらやましい!!

女性画家列伝

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女性画家列伝 (岩波新書 黄版 318) 新書 - 1985/10/21 若桑 みどり (著)

有名医大の入学試験の点数に、性別によって一様に加点または減点されていたという事実が発覚した事件があり、単純に「ゆるせん!!」と怒りをあらわにする人々、「建前ではそうだが、過酷な医療の現場では女性は使えない」という人々、「じゃあさ、政府の働き方改革って何なの?」SNSは大賑わい。単純に考えると、
・今のままの体制を変えないために、女性医師を増やさない(それほど優秀でない医師に、がむしゃらに働かせる)
・女性医師の絶対数を増やして、医療現場を改革する(優秀な医師に適度に働かせる)
のどっちかだと思うけど。。。

わたしの大叔母は娘時代に先生について絵を習っていたが、お見合い結婚した相手は、大叔母が絵を描いていると女のくせに生意気なと殴ったという。それに耐えきれず大叔母は乳飲み子を置いて家を出た。都会でタイピストとして働き自立できたが、子どもを置いて出たことで自分を許せず苦しんでいたときにカトリックと出会った。大叔母は自分をゆるしてくれる、神(父の代理であり夫の代理でもある)を手に入れ、心の平安を得た。

この本は帰省中に母の書棚に若桑みどりの名前を見て、おっと思って読んだ本。12人の女性画家についてその作品と生い立ちと人物についての考察。画家という仕事も女性にとってはきびしい仕事。若桑みどりは、女性が画家になる条件として、父親の存在または不在が大きいという。父が娘の才能を理解し男性と分け隔て無い教育を与えた場合、または最初から父が居ず家父長制の圧力から自由だった場合。そして仕事を続ける条件として、家族の理解と協力、または家族の不在があったという。

女性画家は男性画家より少ない。では女性には創造性が無いのか?そんなことは無いですよね。一人でできる制作はむしろ女性の方が担っている場合がある。でも大人数でのチームワークとなると、女性は排除されがちと著者はいう。

縄文人に相談だ

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縄文人に相談だ (縄文ZINE Books) 単行本 - 2018/1/24 望月昭秀 (著)

「ブログのせいで睡眠時間がありません」−>「ブログは現代の貝塚です」みたいな相談と回答がいっぱいのってるわけですが。。。ニヤニヤしながら読んでいるうち、ウッときたページがあった。
相談「植物をすぐに枯らしてしまいます」
回答「鉢植えとヒトは対等な関係です。言いにくいのですが、上から目線になっていませんか?」というページ。「。。。ヒトは自然との付き合いによって生かされている限り、逆に生殺与奪権は森にあると言っても良いのです。たかが鉢植えと思うかもしれませんが、鉢植えの背景には森が控えているのです。」(p24)という言葉がズーンときた。

Websta終了?

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Instagram API仕様変更・終了・廃止関連の情報まとめ。インスタの写真をWebサイトで直接表示していた方は要注意! | Arrown

このblogの右側のずーーっと下の方にひっそりとあった「instagram」パート。スマホ向け写真アプリのinstagramのデータをwebページやblogに埋め込む機能(コードの提供)が終了のニュース。4月からだったんですね、気がついていませんでした。Facebook社の個人情報不正流用事件の影響でしょうか?

2018/09/29
今日久しぶりにblogを見ると、表示だけはされてるんですね。

ウエストワールド

【ワーナー公式】海外ドラマ|ウエストワールド<ファースト・シーズン>

アマゾンビデオなんですが、トラウマ系で誰かに語らずにはいられなかったので。ネタバレになるので詳しくは書けないのですが。。。

バーナードの悲しい記憶について、フォードが説明するシーン。人格の連続性・魂の核になる記憶が必要で、それは悲劇的であるほど有効。。。ってのに、なるほどなーと思いました。

また、共同体が過去の悲劇を共有するというのは、本来は架空である集団を維持するための「装置」でそれは様々な作品のテーマになっているけど(キリストの受難とか)、個人レベルでもそうなのかあと。個人が一生物としての自意識を維持していくための活動が娯楽作品のテーマになる時代(ボーンアイデンティティとか)「悲しい記憶」を忘れられないのは、自分が自分が自分であることを忘れないためでもある場合があるかも。

亡き義母は「わたしは最初の子を亡くしてから涙が涸れるまで泣いたから、今では毎日笑って過ごしてる」と言っていたけど、あるとき「わたしの誕生日は死んだ子の命日に近いから、めでたい気持ちにはなれない」と打ち明けてくれた。悲しい記憶を持っている人は、そうで無い人より、認知症になった場合、人格を維持できる可能性が高いのか?

この設定のドラマは、地上波の放送前提の制作はありえんやったやろうなと思います。神への冒涜というか反宗教的ってことで。

この第1話を見て、これ日光江戸村やと思いましたが、最終話で次シーズンの設定を予感させるものがチラッと見えて、えっと驚きました笑。日本は宗教無いからできるよねーと思いました。